ヤモリが死んだら何をする？火葬はどこに頼むと良い？

大切なヤモリが死んでしまった場合は、丁寧にお見送りしてあげましょう。

まずは遺体を安置した後に、火葬をどこに依頼するかを決めましょう。

このページではヤモリの死後にすることから火葬後の供養の決め方までの流れを紹介します。

ヤモリが動かなくなった際の確認事項

ヤモリが動かなくなった場合は、原因を調べてあげましょう。

【呼吸を確認】

まずはお腹を見て呼吸を確認します。

呼吸をしている場合はお腹が動いている様子が確認できるはずです。

弱っている場合は呼吸がゆっくりになるため、1分を目安に注意深く調べてあげましょう。

呼吸している場合でも「口呼吸をしている」「呼吸が乱れている」など、呼吸が変な場合は呼吸器に異常があるのかもしれません。

【体を確認】

ケガをかばって動けない可能性もあるため、体に異変がないか確認しましょう。

また、ヤモリは栄養の偏りによって骨の変形が起こる「くる病」にかかることがあります。

病気の初期症状として「歩き方が不自然になる」などが挙げられるため、これまでのお世話の中で心当たりがある場合は、早めに診察を受けましょう。

【室温を確認】

ヤモリは室内の気温が下がりすぎると、体力を温存するために動かなくなります。

一見すると死んでいるように見えますが、呼吸はしているため、早とちりをしないように注意が必要です。

体や呼吸に問題が無い場合は、室温が低すぎないか確認しましょう。

【亡くなっていることがわかった場合】

呼吸をしておらず、体が固まっている場合は、残念ですが亡くなっています。

早めに遺体を安置して、お見送りの準備を整えましょう。

ヤモリの安置方法

ヤモリの遺体は傷みやすく、そのままで放置しておくときれいな姿で見送れなくなります。

遺体は保冷剤で冷やして安置してください。

【安置に必要な道具】

安置する際には棺・キッチンペーパーかペットシーツ・保冷剤を用意します。

・棺

ヤモリの体のサイズにあった容器を用意して、遺体を納める棺にします。

レオパードゲッコーなど小型の種類はタッパー、クレステッドゲッコーのような20cmを超える種類は小さいサイズのダンボールなどを用意するのがおすすめです。

・キッチンペーパー・ペットシーツ

棺に敷いて、遺体や棺が汚れることを防ぐために必要です。

遺体からは体液が漏れ出ることがあるうえ、ヤモリの場合は寄生していたダニが体から離れて棺の中に拡散することもあります。

汚れた場合はすぐに替えられるように、複数枚用意しておくことをおすすめします。

・保冷剤

お見送りまで遺体を冷やしておけば、きれいな姿を保つことができます。

ヤモリの場合は体はそれほど大きくないため、お腹付近と背中・頭付近に置く2つ分の保冷剤があれば十分です。

【遺体の安置方法】

ヤモリの安置は3ステップで行います。

・1：遺体をきれいにして、姿勢を整える

固く絞ったタオルなどで遺体の汚れを優しく拭ってあげましょう。

体を拭いたら楽な体勢になるように整えます。

伸びた手足・尻尾を自然な形に直してあげることや、開いたままの口を閉じてあげるなど、いつもと同じ姿勢にしてあげることです。

しかし、死後硬直が始まって体が動かせない場合は無理に動かさないようにしてください。

・2：棺に遺体を寝かせる

棺に遺体を寝かせます。

その後、保冷剤を頭とお腹付近に置いて冷やしてあげましょう。

・3：お見送りの準備を進める

棺は涼しい所に置けば、2日程度ならきれいな状態で安置できる場合が多いです。

その間にお見送りの準備を整えましょう。

ヤモリのお見送り方法

ヤモリの供養・お見送り方法は以下から選びましょう。

供養方法	メリット	デメリット
ペット火葬業者	葬儀ができる	業者選びが大変
自治体に依頼	安価で依頼できる	返骨されない

ヤモリをきちんと弔ってあげたい場合は、返骨される火葬業者に依頼するのがおすすめです。

しかし、ペット火葬業者は年々その数を増やしているため、選ぶこと自体が大変な作業です。

急いで決めた場合、お見送りに後悔が残ることもあるため、依頼する候補は早めに決めておくのがおすすめです。

対して自治体は選ぶ労力が掛からないうえ、安価で依頼できるメリットがあります。

しかし、業者とは違って返骨されないことには注意が必要です。

見送った後はそのままお別れとなってしまうため、後になって寂しい思いをしてしまう可能性があることを考慮する必要があります。

ヤモリの供養方法

ヤモリのお骨を返してもらった場合はきちんと供養してあげましょう。

ヤモリの供養方法は主に「手元供養」「納骨堂に納める」などが挙げられます。

【手元供養】

火葬後のお骨を埋葬せず、お家で供養します。

お骨が手元にあることで、お別れした後もペットちゃんの存在を身近に感じられます。

また、近年ではお骨でメモリアルグッズを作るなど、飼い主様の考え方やライフスタイルにあわせた供養の形が生まれています。

【納骨堂に納める】

ペットちゃん専用の納骨堂に納骨します。

納骨後は好きなタイミングでお参りができることも多く、定期的な法要や清掃などの管理も一任できます。

そのため、お骨の管理は難しい飼い主様におすすめの供養方法と言えます。

【その他の供養方法】

小型のヤモリであれば、お庭に埋葬、もしくはプランター葬で供養する選択肢もあります。

身近な場所で弔うことができるため、お別れが寂しい飼い主様に向いています。

ただし、埋葬時には悪臭や害虫対策のために場所を選ぶ必要があります。

お骨が土に還るまでは体の小さいヤモリでも10年程度はかかるため、それまでの管理も必要です。

まとめ

ヤモリが動かなくなったら呼吸を確認しましょう。

確認の結果亡くなっていることがわかった場合は、遺体をきれいに拭いてから棺に安置してあげましょう。

遺体は保冷剤などで冷やせば2日ほどはきれいな状態を保つことができるため、その間に見送り方を考えましょう。

見送り方を選ぶ際は「お骨を手元に残して供養したいか」「供養する場合はどの方法を選ぶか」を考えます。

供養方法を先に決めることで、お骨を残したい場合は「ペット火葬業者」火葬のみを依頼したい場合は「自治体」のように、依頼先を絞ることができるはずです。