
ヤモリは犬・猫のように表情から感情や鳴き声から感情を読み取ることはできません。
また、爬虫類は体調不良を隠す習性があるため、行動や見た目に違和感がある場合は隠しきれないほどに体調が悪い可能性がある、と考えて対処してあげましょう。
このページではヤモリが死ぬ前に見せる行動の変化と、病気のサインについて紹介します。
ヤモリが死ぬ前に起こる変化と考えられる病気

飼っているヤモリの行動に違和感を感じた場合は、病気になっていないか確認しましょう。
【口呼吸をしている】
ヤモリは鼻呼吸をする生き物です。
そのため、口呼吸をしている場合は呼吸がしづらい事情があるのかもしれません。
・肺炎の可能性がある
肺炎になったヤモリは口呼吸をするほかに、苦しそうに荒い呼吸をするようになります。
そのまま放置すると危険な状態のため、早めに病院で診てもらうようにしてください。
【手足の痙攣・歩き方が変】
横たわって手足を痙攣させている場合や、歩き方が変な場合は、くる病の疑いがあります。
・くる病
エサの偏りが原因で栄養バランスが崩れたことで、骨に異変が起こる病気です。
進行すると歩くのが困難になり、衰弱死の危険があります。
【ご飯を食べなくなる】
ヤモリが食欲を無くした場合は、まずは原因を探ってあげてください。
ヤモリも人間と同じで、体調を崩すと食欲が無くなります。
また、ケガで口を開けにくくなっている場合や、気温が低すぎて活動が鈍っているなど、ケガや環境が原因の場合もあります。
ヤモリの治療について考えておく

大切なヤモリが病気になった場合は、早めに治療してあげましょう。
しかし、ヤモリを診察してくれる病院は数が限られるため、お住まいの地域から向かうのは難しい場合もあります。
そのためいざと言う時に「自力での治療」「事前に相談できる病院を探しておく」「詳しい人に質問する」ことから対処法を決めておくことをおすすめします。
【自力での治療】
ヤモリの病気はエサや環境の改善で治療を目指す飼い主様も多いです。
栄養バランスを整えたら病気が良くなった、という記録がネットでも多く確認できます。
ヤモリの異常に気が付いたら、病気を特定して治療方法を探して、自分で治療できないか考えてみるのもおすすめです。
【事前に病院を探しておく】
人間と同じく、ヤモリも近隣でかかりつけ医を見つけておくと安心です。
実際に症状が出て危険な状況に陥る前に、いざという時に頼れる病院をいくつかピックアップしておくことをおすすめします。
・病院の探し方
ネットで検索する際は「エキゾチックアニマル」で検索すると見つかることもあります。
また、口コミサイトの「トカゲを診てくれた」のような書き込みで探すこともできます。
見つけた際は連絡を取り「ヤモリも診察できるか」を確認することをおすすめします。
【詳しい人に相談する】
ヤモリや爬虫類の飼育に詳しい方が身近にいる場合、治療についてアドバイスをもらうのもおすすめです。
また、爬虫類のことを相談できるネット掲示板の活用や、お店でお迎えした場合はスタッフさんに聞いてみるなども有効な方法です。
ヤモリが死ぬ前に考えておきたい見送り方

縁があって巡り合えたヤモリには健康で、幸せに過ごしてほしいもの。
しかし、お別れの日は必ず訪れます。
たくさんの愛と感謝を伝えて送り出せるように、ペットちゃんが元気なうちにお見送り方法を考えておくのもおすすめです。
【ヤモリの供養方法を考える】
ヤモリはお庭への埋葬や手元供養など、身近な場所で供養する方が多いです。
・お庭への埋葬
お庭の花壇などに埋葬すれば、大切なヤモリの存在を身近に感じられます。
お別れが寂しい方にピッタリな供養方法です。
注意点として、野生動物に遺体を掘り起こされないように深めに穴を掘る必要があること、埋葬は必ず私有地で行うことが挙げられます。
私有地以外の場所で埋葬すると法律違反で罰せられる可能性があるため、公園や川などに遺体を埋葬することは避けましょう。
・手元供養
火葬した後のお骨を家で管理する、お骨を骨壺ではなくキーホルダーに納めるなど、より身近な場所でペットちゃんを弔う方法です。
一周忌まではお家で管理し、その後霊園に埋葬するなど、考え方や生活に応じてお見送りができるメリットがあります。
【供養方法を元に火葬方法を考える】
手元供養でお骨を残したい方は火葬してもらうことをおすすめします。
近年ではヤモリを火葬してくれる火葬業者も増えてきています。
また、火葬炉の性能によってはヤモリでもきちんとお骨を残すこともできます。
また、埋葬の際は遺体をそのまま埋葬するのではなく、火葬してお骨にしてもらえば虫や悪臭などのトラブルを防止できます。
このように、理想の供養方法のために一度火葬してもらうのも有効な方法です。
ハピネスではヤモリの火葬も承っています。
供養方法など飼い主様の理想にあわせて最適なお見送り方法をご提案いたします。
ご相談は無料で承りますので、まずは遠慮なくご連絡ください。
まとめ
ヤモリが「変な歩き方をしている」「口呼吸をしている」など、いつもと違う行動を取っている場合は、病気の可能性があります。
病気を患ったヤモリは食欲を失って衰弱し、やがて死んでしまいます。
大切なヤモリとのお別れに悔いを残さないよう、飼い主様は「ヤモリが普段と違う行動をしていないか」など、変わった点がないか毎日確認し、もし異常が見つかった場合は治療してあげてください。
治療方法は病院で診てもらう以外にも、症状から病気の正体が分かった場合は「ケース内の環境を整える」「エサの配分を変えて、栄養バランスを整える」などの方法で、自力で治療することもできます。
大切なヤモリのために、何よりお別れに後悔を残さないために、最適な方法は何か考えてあげてください。