
アロワナは死ぬ前に「見た目」や「行動」に変化を見せることがあります。
大切なアロワナが苦しい思いをしないように、飼い主様はアロワナからの不調のサインに早めに気付いて対処してあげましょう。
このページではアロワナの病気のサイン、死ぬ前の行動について紹介します。
アロワナが死ぬ前の見た目の変化

アロワナの体に変化が現れた場合は、病気の可能性があります。
【白い斑点が体に浮かぶ】
体に白い粉をまぶしたような斑点が出てきた場合は「白点病」の疑いがあります。
白点病は自然治癒しないうえ、体に違和感を感じたアロワナが体を水槽にこすりつけることで体を傷付けてしまう可能性があります。
放置すると体の色がくすんでいき、やがて衰弱して亡くなってしまいます。
【ヒレがおかしい】
ヒレが充血していたり、ボロボロに傷んでいる場合は「カラムナリス病」と呼ばれる細菌性の病気に感染した疑いがあります。
カラムナリス病は別名「尾ぐされ病」とも呼ばれ、放置すると衰弱して死んでしまいます。
【水カビ病】
体に綿状の汚れが付く場合は水カビ病です。
他の病気と一緒に発症することも多いため、注意が必要です。
アロワナが死ぬ前に見せる危険なサイン

アロワナが動かなくなった場合は、体力が尽きかかっている場合があります。
【動かなくなる】
アロワナは常に水槽内を回遊しています。
動かなくなっている場合は、病気や体力の消耗が原因の場合が考えられます。
その他にも水温が下がりすぎている、食事の偏りによる栄養不足など設備・生活が原因の場合もあります。
いずれの場合でもアロワナの体に異常が起こっていることが考えられるため、早めに原因を探って対処してあげてください。
【エサを食べなくなる】
アロワナはエサに飽きてエサを食べなくなることもあります。
しかし、動かない上に食欲もない場合や、体調不良が原因でエサを食べなくなっている場合は、体力が尽きかかっていると考えられます。
アロワナが死ぬ前に決めておきたいこと

大型魚であるアロワナは、お見送りの際も小型の熱帯魚とは違う対応を求められることがあります。
特に「アジアアロワナの登録証を返納する準備」「火葬場所の選定」は事前に済ませておくことをおすすめします。
【登録証の返納が必要かどうか確認】
飼育していたのがアジアアロワナだった場合、死亡から30日以内に登録証を「自然環境研究センター」に返送します。
いざとなって慌てないように、登録証がどこにあるのか把握しておきましょう。
シルバーアロワナなど登録が必要無い個体の場合はこの工程は不要です。
【火葬先を探す】
アロワナは70~100cmに育つ大型魚です。
火葬先によっては引き取りを断られることがあるため注意してください。
・自治体では火葬されないことも
自治体によってはペットちゃんの遺体の引き取り、火葬を依頼できる場合もあります。
しかし、一部の自治体では引き取りに条件がある場合もあり、アロワナのサイズによっては引き取りを断られるケースもあります。※1
事前にお住まいの自治体のルールを調べておくことをおすすめします。
※1 参考サイト 「犬・猫など「死亡動物」の引き取り」亀岡市
・火葬業者に依頼するのがおすすめ
大型のアロワナを火葬したい場合は、ペット火葬業者に依頼しましょう。
自治体と比較すると「サイズを問わず火葬してくれる」「火葬とあわせて葬儀も依頼できる」「返骨される」などのメリットがあります。
ただし、設備などの都合でアロワナの火葬に対応できない業者もあるため、まずは問い合わせて確認することをおすすめします。
アロワナが死んだ後の見送り方や、登録証の返納方法について詳しく知りたい方は、以下のページを参考にしてください。
ハピネスではアロワナの火葬も承っています。
火葬・葬儀に関するご相談は無料で承ります。
火葬から見送り方まで、気になる事があれば遠慮なくご相談ください。
まとめ
アロワナの体に「白い斑点が浮かぶ」「ヒレがボロボロになる」「綿のようなものが付いている」などの異常が現れた場合は、病気の疑いがあります。
病気は早めに発見できた場合は治療できる場合も多いですが、放っておくとアロワナが衰弱してしまいます。
病気のサインとあわせて「動かない」「ご飯を食べなくなった」など、アロワナが死ぬ前に見せるサインを見逃さないよう、お世話と一緒に注意深く見守ってあげてください。