
大切なベタの見た目に変化が現れるのは、病気や寄生虫が原因の場合が多いです。
早めに治療してあげましょう。
また、泳ぎにくそうにする、ご飯を食べない場合は寿命が近づいている場合が多いです。
まずは、大切なベタからのSOSのサインを見逃さないようにしてください。
死ぬ前のベタは見た目に変化が現れる

体調を崩したベタは見た目に変化が現れることが多いです。
病気であれば早めに治療することで回復させることもできますが、対処が遅れた場合は大切なベタの寿命を縮める可能性があります。
【色が抜ける】
ベタの体の色がくすんでいる場合は「色抜け」という症状に陥っている可能性があります。
この症状は老化や水質の悪化などが原因です。
また、栄養不足が原因の場合もあります。
放っておくと体力が落ちて死んでしまうため、まずは水槽内の環境の調査と、ベタの生活の見直しを行いましょう。
・水質は弱酸性(pH6.5~7程度)
・水槽内に強い水流がないか
・エサを見直す(古くなっていないか)
【ヒレ・ウロコがボロボロになる】
ベタのヒレが裂けたり、ボロボロになっている場合は、病気の可能性があります。
ヒレの症状から、原因を特定しましょう。
症状 | 考えられる理由 |
ヒレが白く濁っている | ・尾ぐされ病(カラムナリス) |
ヒレに白い斑点が現れる | ・コショウ病 ・白点病 |
ヒレにモヤ・綿のようなものが付く | ・水カビ病 |
ウロコが逆立っている | ・松かさ病 |
ウロコが剥げて肉が見えている | ・穴あき病 |
病気を特定できたら、効果のある薬を用意して治療してあげましょう。
ベタが死ぬ前に見せる行動

ベタが元気を無くして弱っている場合は、寿命が近づいている可能性が高いです。
【泳ぎ方が変になる】
ふらふらと泳いだり、水面に浮きあがってひっくり返っている場合は「転覆病」と呼ばれる病気にかかっている可能性があります。
もしくは、体力が尽きている場合もあります。
注意深く様子を見てあげましょう。
【ご飯を食べなくなる】
ベタがご飯を食べない理由には「同じエサに飽きた」「体調を崩している」などの理由が考えられます。
しかし、元気がない場合は要注意です。
弱って食欲がない可能性があるためです。
ベタが死ぬ前に決めたいこと

ベタが体調を崩した場合は、丁寧に治療してあげましょう。
しかし、愛するペットちゃんとも必ずお別れの日は訪れます。
いざその日を迎えた場合に悔いを残さず送り出せるように、お見送りについて考えておくことをおすすめします。
【ベタの供養方法】
ベタは体が小さいため、お庭への埋葬や手元供養を選ぶ飼い主様が多いです。
・お庭への埋葬
お庭・私有地などご自身が持っている土地に遺体を埋葬する供養方法です。
家の近くでペットちゃんが眠っていてくれれば、飼い主様も安心できるはず。
お別れが寂しい方に最適な供養方法です。
また、マンションなどお庭がない環境の場合はプランターに埋葬する「プランター葬」を選ぶのもおすすめです。
ペットちゃんを埋葬するメリット・デメリットは以下のページで紹介していますので、参考にしてください。
・手元供養
手元供養とはベタのお骨を埋葬せず、お家で管理する方法のことです。
・遺骨をキーホルダーに納める
・骨壺を部屋に飾る
・写真・お花を飾って祭壇を作る
埋葬を考えている方も49日や一周忌など区切りとなる日までお骨を管理するなど、一時的に手元供養を選ぶ方もいます。
【供養の前には火葬してお骨にする】
手元供養を行う際には、火葬して遺骨にする必要があります。
近年ではベタのような熱帯魚の火葬にも対応してくれて、高性能な火葬炉でお骨が残るように火葬してくれる業者も増えています。
ベタの遺体は急速に分解が進みます。
そのままにしておくと遺体が傷んでしまうため、早めに水槽から出して濡らしたティッシュなどで遺体を包み、タッパーなどの箱に遺体を安置してあげてください。
その後、1~2日を目安に火葬しましょう。
【火葬を依頼する前には一旦確認を】
熱帯魚にも対応できる業者は数が限られます。
そのため、ご自宅の近くで対応可能な火葬業者を2~3社ほどピックアップしたら、ベタの火葬ができるか確認することをおすすめします。
・値段
・サービス
・ベタにも対応可能か
・口コミ
ハピネスではベタの火葬実績もありますので、飼い主様のご要望に沿って火葬いたします。
ご相談は無料で承りますので、まずはご相談ください。
まとめ
ベタが体調を崩すと「色が抜ける」「ヒレやウロコがボロボロになる」などの変化が体に現れることがあります。
体調を崩したままで放置すると、ベタは弱って死んでしまいます。
その原因は病気や寄生虫にある場合が多いため、病気の正体を突き止めたら適切な方法で治療してあげましょう。
また、泳ぎ方に変化があり泳ぎにくそうにしている、ご飯を食べられなくなっている場合は、寿命が近づいているサインかもしれません。
「どのように供養してあげたいか」「どこに火葬を依頼するか」を考えて、悔いなく見送れるようにしてあげましょう。