カクレクマノミが死ぬ前の予兆を見逃さない!ヒレと泳ぎ方に注目

上を見るカクレクマノミ

カクレクマノミは犬や猫のように、表情や体温から体調不良を感じ取ることはできません。

しかし、よく観察すると体や行動に違和感を見つけられることもあります。

そして、そのちょっとした違和感は病気や体調不良のサインかもしれません。

このページではカクレクマノミが死ぬ前に見せるサインと治療法についてご紹介します。

カクレクマノミが死ぬ前に見せるサイン

カクレクマノミが病気にかかり、体調を崩すと見た目にサインが現れることが多いです。

特に、以下のような症状が出た場合は注意が必要です。

症状考えられる病気
・体に白い粒が浮かんでいる・白点病
・コショウ病(ウーディウム症)
・ヒレに膜・モヤのようなものができている
・泳ぎがぎこちない
・トリコディナ
・カクレ病
・ヒレがボロボロになっている・尾ぐされ病
・ウロコがボロボロになって逆立っている・まつかさ病

これらの病気が進むと「衰弱する」「別の病気を発症する」などの悪影響が出て、死んでしまうことが考えられます。

特にカクレクマノミはカクレ病と呼ばれる特有の病気を発症することがあります。

症状はヒレの異常など「トリコディナ」と呼ばれる病気と似ていますが、泳ぎ方がおかしいなどの症状も見られるようになります。

また、症状が出始めた頃には体力を大幅に消耗していることが多いようです。

カクレ病はもちろん、他の病気も「早めに違和感に気付くこと」「適切に治療すること」が大切です。

【元気が無い場合でも要注意】

目に見える不調が無い場合でも、カクレクマノミの元気が無い場合は注意が必要です。

まずはよく観察して「エサを食べるか」「痩せてきていないか」を調べてあげてください。

また、水槽の底に沈んでいる場合は、体力が尽きて泳げなくなった可能性があります。

カクレクマノミが死ぬ前にできること

イソギンチャクとクマノミ

カクレクマノミが体調を崩した場合、体に現れている変化や症状をネット検索すると、病名を特定できることが多いです。

まずは症状・病名を特定し、解決方法を探してみてください。

【軽度の場合は自力で治療】

病名を特定できたら、その病気に効く薬を探す、治療を経験した飼い主様のブログなどを参考にするなどの方法、自力での治療・処置ができないか考えましょう

カクレクマノミが病気になった場合、主に「水温の調整」「治療薬を溶かした水で薬浴」「淡水浴」などの方法を、症状にあわせて行うことになります。

カクレクマノミに多いトリコディナや初期のカクレ病も、適切な薬で薬浴を行うことで治療できる可能性があります。

詳しい治療法は以下のサイトで解説しています。

【重度な場合、症状が分からない場合は病院へ】

すでに病気が進行している場合は病院で診てもらって治療を受けることをおすすめします。

しかし、普通の動物病院では魚の診察は行っていない場合が多いです。

まずは近隣に魚を診てくれる病院があるかリサーチすることをおすすめします。

カクレクマノミが死ぬ前に考えておきたいこと

カクレクマノミの群れ

カクレクマノミに病気が見つかったら治療と並行してお見送りについて考えてあげましょう。

事前に大切なことを決めておくことで、大切な家族の一員を悔いなくお見送りできます。

【供養方法を決める】

カクレクマノミの主な供養方法は以下の通り。

・お庭に埋葬

・手元供養・プランター葬

・火葬する

・一般ゴミとして出す

小さい頃に生き物を飼育していた方は「昆虫や小さい魚は土に埋める」というイメージがあるかもしれません。

そのイメージ通り、クマノミは「お庭に埋葬」「プランターに埋葬」が有効な選択肢です。

その際は匂いや害虫の発生、他の動物に掘り起こされないように注意しましょう。

また「埋葬する場所がない」「管理が大変」という場合は布などで包んで燃えるゴミに出すことも1つの選択肢です。

供養はペットちゃんの安らかな眠りを祈ることにあわせて、飼い主様の寂しい気持ちを和らげる狙いもあります。

ペットちゃんとの思い出を振り返り、これからどのように過ごしていきたいかを考えて、ピッタリな供養方法を選んでください。

【お骨を残したい場合は火葬業者に依頼】

近年では体の小さい熱帯魚でも火葬を行ってくれるペット火葬業者が増えています。

使用する設備によってはお骨をきれいに残すこともできるので、手元供養したい方は事前に確認することをおすすめします。

また、カクレクマノミの火葬は自治体にも依頼できます

安価で依頼できるメリットがある一方で「返骨されない」「葬儀は行えない」というデメリットがあります。

それぞれメリット・デメリットがあるため「ペットちゃんをどのように供養したいか」を考えて最適な方法を選びましょう。

ハピネスでは飼い主様の要望に寄り添い、最適なお見送りプランのご提案を行っています。

大切なカクレクマノミのお見送りが記憶に残るものであるように心を込めてサポートしますので、遠慮なくご相談ください。

まとめ

カクレクマノミが死ぬ前には体力が尽きて動かなくなること以外にも、病気の症状が目に見える形で現れることもあります。

特に「体に白い粒が浮かんでいる」「ヒレや体にモヤのようなものがかかっている」などの症状が出ている場合は注意が必要です。

放置すると衰弱する、もしくは他の病気を発症して亡くなってしまいます。

もし、飼っているクマノミに病気のサインが見つかった場合は、まずは症状を特定して自宅で治療できないかを確認してみましょう。

多くの場合は症状にあわせた薬での薬浴で対策することができるためです。

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この記事の執筆者

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ペット火葬
ハピネス 編集部 J・N

愛するペットちゃんとのお別れによって心に深い悲しみと不安を抱えた飼い主様を支えられるような、わかりやすく正確な記事作成を心掛けています。自分のこと以上に大切な家族を思いやることができる優しい心を持った飼い主様の力になれるように努めます。

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