ハツカネズミの寿命は1~2年と短いです。
また、体が小さい分、体調を崩したり病気になったりした場合は体力を大幅に消耗します。
飼っているハツカネズミが少しでも長生きして安らかな生涯を送れるように、体調不良や病気のサインを見逃さないようにしましょう。
このページではハツカネズミの病気の兆候や、飼い主様がしてあげられることについて紹介します。
ハツカネズミが死ぬ前に見せるサイン
ハツカネズミが死ぬ前には体調を崩すほかにも、毛が抜けて炎症を起こすなど、見た目に変化が現れることもあります。
【ご飯を食べなくなる】
食欲旺盛なハツカネズミですが、体調を崩すとご飯を食べなくなります。
ご飯を食べなくなると、大幅に体力を消耗して弱ってしまうため注意が必要です。
また、歯が伸びすぎて不正咬合を起こしているなど、体の不調が原因の場合もあります。
【呼吸が荒い、苦しそう】
ハツカネズミを含むラット類はウイルス、心臓病が原因で呼吸に異常が出る場合があります。
こちらも放置した場合は命にかかわります。
原因が分かる場合は「アレルギーの原因を取り除く」などの方法で対策し、わからない場合は早めに病院に連れていってあげてください。
【毛が抜けている・肌が荒れている】
ラットの柔らかな毛が抜けて薄くなっていたり、炎症を起こしている場合は菌に感染した可能性があります。
放っておくと菌が体の機能に悪影響を及ぼし、死んでしまう可能性があります。
ハツカネズミの幸せな生涯のためにできること
ハツカネズミの平均寿命は2年。
この期間を短いと感じるか、十分な期間と感じるかは飼い主様の考え次第です。
しかし、せっかく家族の一員としてやって来たハツカネズミが幸せな日々を送れるようにしてあげたいという願いは共通のはず。
この章では、ハツカネズミの快適な生活についてご紹介します。
【ストレスを減らす】
ハツカネズミの歯は生涯伸び続けます。
そのままにしておくと皮膚を傷付ける、食事を取れなくなるなどストレスの原因になります。
そのため、ケージの中にかじり木を置いておくと、自分で歯の長さを調節します。
また、ハツカネズミはハムスターと同じように回し車で遊ぶこともあるようです。
このように、ハツカネズミの飼育に関する正しい知識を身につけてケージをセッティングしてあげましょう。
環境をきちんと整えてあげれば、ストレスを感じずに過ごせるはずです。
【最期までお世話をする】
悲しいですが、大切なペットちゃんとのお別れの日は必ず訪れます。
これまでの感謝を込めて、旅立ちまで見守ってあげましょう。
しかし、体調を崩して苦しんでいるペットちゃんの姿を見るのは辛いものです。
ハツカネズミは飼い主を覚える生き物です。
最期の瞬間に大好きな飼い主がそばにいないと寂しく感じるかもしれません。
そのため、ハツカネズミが死ぬ瞬間に立ち会う場合は最後までそばについてあげてください。
ハツカネズミが死ぬ前に考えておきたいこと
ハツカネズミが元気な間に「火葬方法」と「供養方法」を考えておくことをおすすめします。
必要なことを事前に考えておけば、いざと言う時も落ち着いていられます。
可愛いハツカネズミが元気な頃からお別れのことを考えることは辛いかもしれません。
しかし、きちんとお別れをして供養することは、飼い主様の寂しい心の慰めにもなります。
ペットちゃんのため、そしてご自身のために、一度考えてみてはいかがでしょうか?
【ハツカネズミの火葬方法】
ハツカネズミは「自治体」「ペット火葬業者」に依頼できます。
それぞれ、以下の特徴があります。
自治体 | ペット火葬業者 | |
料金 | 安価 | 自治体よりは高価 |
返骨 | されない | してくれる |
葬儀 | 行われない | 希望に沿って行ってくれる |
大切なペットちゃんを丁寧に送り出したい場合は火葬業者に依頼、火葬のみ済ませたい場合は自治体に依頼することをおすすめします。
自治体への依頼は安価な代わりに、返骨や葬儀などのお見送りは行えません。
対してペット火葬業者の場合は人件費の分自治体よりも料金が高額になる代わりに、葬儀を行える、返骨してもらえるなど、きちんとお見送りができる特徴があります。
【ハツカネズミの供養方法】
体が小さいハツカネズミは手元供養やプランター葬など、飼い主様の身近で供養する方法をおすすめします。
・手元供養:お骨を納めた品をお家で管理する供養方法
・プランター葬:お骨をプランターに埋めて土に還す
その他にもペット霊園への埋葬などの選択肢がありますが、大切なハツカネズミとのお別れが寂しい場合は、見送った後もそばに居てくれる方法を選ぶのがおすすめです。
近年、手元供養の人気が高まりつつあることも、その考えに基づくものかもしれません。
ハピネスでは火葬・葬儀などお見送りのサポートに加えて、供養に関するご相談にもお応えしています。
ご相談は無料で承っていますので、まずは遠慮なくご連絡ください。
まとめ
ハツカネズミは死ぬ前に「ご飯を食べなくなる」「呼吸が乱れる」など、体調不良の症状を見せることがあります。
また、脱毛など見た目に変化が現れた場合も注意が必要です。
脱毛の原因が細菌の場合、体の機能に悪影響を与え、深刻な病気につながる可能性があります。
ハツカネズミの寿命は短いからこそ「ストレスを感じない環境を整える」など、幸せな生涯を送れるように支えてあげてください。