ファンシーラットが体調を崩すと、くしゃみをしたり呼吸が乱れるなどの変化が見られます。
また、病気で体に腫瘍を作るなど、見た目に変化が現れることもあります。
ファンシーラットは体が小さい分、体調を崩した際の体力の消耗も激しいです。
悪い場合はそのまま亡くなってしまうことも。
そのため、ペットのファンシーラットの様子がおかしい場合は、早めに病院に連れて行ってあげてください。
このページではファンシーラットが体調を崩した際に見せるサインを紹介。
また、ペットちゃんと幸せな生活を送るために考えたいことについて紹介します。
ファンシーラットが死ぬ前に見せる症状
ファンシーラットが死ぬ前には呼吸器の疾患にかかりやすい品種とされています。
具合が悪そうな場合や、明らかに体調を崩して見える場合は注意が必要です。
・鼻づまり(鼻音が鳴る)
・くしゃみをしている
・呼吸をしにくそうにしている
・呼吸音が変
・しこり・できものがある
ファンシーラットなどの小動物は体調を崩すと、悪化するまでの期間が短いです。
少しでも調子が悪そうな場合や、いつもと様子が違って見えた場合は、早めに病院に連れて行ってあげましょう。
ファンシーラットが快適に生活するためのサポート
ファンシーラットの寿命は4~5年と短いです。
人間よりはるかに早いスピードで年齢を重ねていき、旅立ってしまいます。
その生涯を快適に過ごしてもらうため、大切なラットが体調を崩した場合にしてあげたいことを紹介します。
【病院に連れていく】
早めに病院で診察を受けましょう。
・病院探し
ファンシーラットはどこの病院でも診てもらえるわけではありません。
ラットを専門的に診ている病院、もしくはラットの診察歴がある病院を探しましょう。
また、症状によっては診察のために検便を持っていく、環境を把握するためにケージの写真が必要になる場合もあります。
問い合わせた際に診察に必要な物も聞いておくと安心です。
・体に負担をかけない輸送方法
病院に輸送する際は、ラットに負担を掛けないように注意しましょう。
基本的にはハムスターを輸送する際と同じ方法で、ケガ防止のための床材を敷いたプラケースに入れてあげます。
・プラケース
・床材
・ご飯(水分を含んだものがいい)
・タオル
・季節に応じて用意(保冷剤・カイロ)
気温調整グッズは直接ラットに当てるのではなく、ケースの側面に貼って使用します。
【飼育環境を見直す】
ファンシーラットも人間と同じように、加齢に伴って体の機能が弱ってきます。
大切なラットが幸せで快適に過ごせるよう、シニア期に突入しかける頃、もしくは体調を崩すことが増えてきた頃には、飼育環境を見直してあげましょう。
【ケージ内のレイアウトを変える】
ファンシーラットは運動好きなため、上下運動ができるようステップが付いているものを選ぶ方も多いはず。
しかし、シニア期で足腰が弱った子は上下運動が難しくなり、ケガの原因につながります。
動かなくても良いようにレイアウトを変える、万が一落ちても大丈夫なように床材を柔らかいものにするなどの対策をしてあげましょう。
【見送り方はファンシーラットが死ぬ前に決める】
ファンシーラットの快適な生活を考えることとあわせて、いつか必ず訪れるお別れの日にも備えておくことをおすすめします。
具体的には「お見送りする方法」「供養方法」の2つを決めましょう。
ファンシーラットの見送り方
ファンシーラットをお見送りする際は火葬してあげるのがおすすめです。
火葬後はペットちゃんをいつでも思い出せるように、きちんと供養してあげてください。
【ファンシーラットの火葬】
火葬のメリットは「寂しい心が和らぐ」「供養の選択肢が広がる」ことが挙げられます。
・寂しい心が和らげられる
ペットちゃんを見送った後に罪悪感や後悔を感じる飼い主様は多いです。
その原因には「きちんと見送りができなかったこと」が挙げられることがあります。
火葬してお見送りすることで「あの子を無事に送り出せた」と、ご自身の心に一つの区切りを付けることができます。
・供養の選択肢が広がる
ファンシーラットはハムスターなどと比べると大柄なため、お庭での埋葬やプランター葬など小動物向けの供養は難しい場合もあります。
しかし、火葬してお骨にすれば問題が解決することもあります。
供養方法は生活環境や飼い主様の考えに応じて選ぶのが一番です。
火葬は理想の供養方法を実現するための第一歩と言えます。
【ファンシーラットの供養】
ファンシーラットの供養は大まかに「霊園への埋葬」「手元供養」を選ぶ方が多いです。
その他に海への散骨やお庭への埋葬などの選択肢もありますが、どの供養方法を選ぶ際にも、トラブル防止のために一度火葬することをおすすめします。
・ぴったりな供養方法は?
供養方法は亡くなってからのペットちゃんとの過ごし方を考えることでもあります。
飼い主様の希望や考え方に応じて最適な方法を選んであげましょう。
「ペットちゃんが遠くに行ってしまうのが寂しい」と考える場合は、手元供養やお庭に埋葬。
また「静かにゆっくりと眠ってほしい」と考える場合は霊園への埋葬を選ぶイメージです。
ハピネスでは希望の供養方法に応じて、火葬を含めた葬儀プランをご提案します。
お見送りに関して不安を感じている場合は、遠慮なくご相談ください。
まとめ
ファンシーラットは死ぬ前に「呼吸音が変で、息苦しそう」「体にしこり・できものがある」などの変化を見せることがあります。
ラットは人間よりはるかに速いスピードで歳を取り、症状の進行も早いです。
様子がおかしいと感じた場合は、早めに病院に連れて行ってあげるようにしましょう。
その際は「ファンシーラットの診察経験がある」「移動で負荷をかけないよう、できるだけ近い場所」の条件で病院を選びましょう。
また、大切なファンシーラットが病気になった場合は飼育環境の見直しや見送り方を考えるなど、これからの生活のことも考えてあげてください。