カナリアが死ぬ前に見せるサインを紹介。体調不良は早めに病院へ

オレンジ色のカナリア

カナリアは体調不良を隠すこともありますが、よく観察すると「呼吸が乱れる」「寒くないはずなのに羽を膨らませている」など、いつもと様子が違うことに気付くこともあります。

こうしたちょっとした異変は、カナリアが体調を崩し、悪い場合には亡くなってしまう前のサインかもしれません。

このページではカナリアが体調を崩した際に見せるサインについて紹介します。

カナリアが死ぬ前の危険なサイン

2匹並んだカナリア

体の小さいカナリアにとって、体調不良は大きなダメージになります。

そのため、普段と様子が違う場合体調が悪そうにしている場合は早めの対処が必要です。

【羽を膨らませている】

カナリアが羽を膨らませている場合は「気温が下がっている」「寒い」というサインです。

まずはケージ・室内の温度を調整してあげる必要がありますが、適温であるにも関わらずこの状態のままの場合は要注意です。

病気などの原因で体温が下がったままになっている可能性があります。

【呼吸が乱れている】

カナリアの呼吸が苦しそうな場合、特に口呼吸をしている場合は、一刻も早く病院に連れて行ってあげてください。

「甲状腺腫」や呼吸器の疾患など、命にかかわる病気が原因の可能性があるためです。

【嘔吐・痙攣】

急に嘔吐や下痢、痙攣などの症状が出た場合は中毒症状の疑いがあります。

カナリアを含む鳥類は金属を体内に入れると中毒を起こします。

インコなどの種類とは違ってカナリアは放鳥が必須ではありません。

しかし、うっかりケージから出してしまった場合や鉛が原材料に含まれる飼育グッズなどの影響で中毒を起こしてしまう可能性はあります。

この場合も、早めに病院に連れていってあげてください。

【元気が無い・お腹が膨れている】

メスのカナリアのお腹が膨れており、元気が無い場合は卵詰まりの危険があります。

卵詰まりとは産卵がうまくいかず、内蔵が圧迫されている状態です。

卵詰まりを起こした場合は「体を膨らませる」「お腹が出ているように見え、触ると固い感触がある」などの変化が現れます。

卵詰まりは重症化して体に致命的なダメージを与えることがあるため、要注意です。

様子を見ている間に重症化することも考えられるため、一刻も早く病院に連れて行ってあげてください。

カナリアを病院に連れて行くときのポイント

症状を観察することは原因を特定することに役立ちますが、基本的には早めに病院で獣医さんに見てもらうのが一番です。

大切なペットちゃんの苦しさを和らげてあげるため、以下のポイントを参考にして、早めに病院で診てもらいましょう。

【病院選び】

犬・猫と違い、動物病院ならどこでもいいわけではありません。

カナリアの診察歴がある、もしくは鳥専門の獣医さんがいる病院を選びましょう

移動もカナリアのストレスになるため「できる限り近い」「アクセスが良い」などの条件も加味して選ぶのがおすすめです。

【症状の伝え方】

カナリアは自分で症状を伝えることができないので、獣医さんには飼い主様が症状を説明することになります。

この際には以下のようなことをリストアップしておくと、診断の役に立ちます。

・症状はいつから出たか

・ご飯は食べているか

・排泄はきちんとしているか

・思い当たる原因(いつもと違う行動を取った)

・その他いつもと違う点、気になる行動

「あまりに急で頭が真っ白になってしまう」と言う場合には、症状が出ている様子を動画で撮って見せることでも診察の助けになることがあります。

カナリアが死ぬ前に決めておきたいこと

赤いカナリア

カナリアが体調を崩すことは飼い主様にとって大変ショックな出来事です。

しかし一方で、これからのペットちゃんとの生活や飼育環境、さらにお見送りの方法について見直す機会でもあります。

ペットちゃんのため、飼い主様のために、以下の2点を考えてみるのもおすすめです。

【火葬方法を選んでおく】

カナリアが亡くなったら、火葬して見送ってあげてください。

火葬してお骨にすることで、供養方法の選択肢が増えることに加えて「きちんと見送ってあげられなかった」と後悔する可能性を減らせるためです。

・供養方法を考えて火葬先を選ぶ

カナリアの火葬は「火葬業者」か「自治体」に依頼します。

「火葬料金」「火葬方法」などから選ぶ方法もありますが、ここでは「火葬後のお骨の扱い」から選ぶ方法を紹介します。

大まかに「火葬業者は返骨してくれる」「自治体は返骨されない」と覚えておくのがおすすめ。

「供養プランを考えている場合は火葬業者」「火葬のみ依頼したい場合は自治体」に依頼するといった具合です。

【供養方法】

カナリアは主に「手元供養」「埋葬」で供養します。

ペットちゃんのお骨の扱いは、飼い主様が自由に決めることができます。

ライフスタイルや飼い主様の考え方などに応じて、最適な方法を選んであげてください。

火葬・供養の選び方のより詳しい解説は以下のコラムで行っていますので、参考にしてください。

また、ハピネスでは火葬・供養のご相談を無料で承っています。

気になることがあれば遠慮なくご連絡ください。

まとめ

カナリアは体調不良を隠す性質があるため、体調が悪そうな様子が見られた場合は、早めに病院に連れて行ってあげてください。

特に「体温が下がって羽を膨らませている」「口呼吸をしているなど呼吸が乱れている」「嘔吐・下痢をしている」「お腹が膨れて苦しそうにしている」などの症状が出た場合は要注意です。

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この記事の執筆者

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ペット火葬
ハピネス 編集部 J・N

愛するペットちゃんとのお別れによって心に深い悲しみと不安を抱えた飼い主様を支えられるような、わかりやすく正確な記事作成を心掛けています。自分のこと以上に大切な家族を思いやることができる優しい心を持った飼い主様の力になれるように努めます。

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