大切なオカメインコの元気が無い場合は、体調を崩していないか確認してあげましょう。
もしかすると、重大な病気やケガのサインが隠れているかもしれません。
特に「ぐったりして元気が無い」「呼吸が乱れている」という場合には要注意です。
必要な場合は早めに病院に連れて行ってあげてください。
このページではオカメインコが死ぬ前に見せる行動について紹介します。
オカメインコが死ぬ前に見せる行動
大切なインコの様子がいつもと違う場合は、ペットちゃんからのSOSサインかもしれません。
病気やケガをしていないか注視しましょう。
【動かなくなる】
体力を消耗したインコは動かなくなります。
特に、羽を膨らませていたり、顔を羽に埋めている場合は注意が必要です。
病気が原因で体温が下がりつつあるのかもしれません。
また「羽がボサボサになっている」「いつもは寄ってくるのに、反応しない」など、いつもと違う様子を見せている場合も要注意です。
【元気が無い】
動かなくなる以外にも、目に見えて元気を無くすこともあります。
具体的には「ご飯を食べなくなる」「止まり木に掴まれなくなる」など、前までと様子が違う場合は注意して見守ってあげましょう。
オカメインコが死ぬ前の危険なサインと症状
以下のような症状が出ている場合は、早めに病院で診察を受けるようにしましょう。
【お腹が膨らんでいる・苦しそう】
お腹が膨らんでおり、触ってみると固い感触がある場合は「卵詰まり」の疑いがあります。
卵詰まりとは産卵がうまくいかず、内蔵が圧迫されている状態です。
卵詰まりは重症化して体に致命的なダメージを与えることがあるため、要注意です。
【呼吸が苦しそう】
インコの呼吸が乱れている場合は、以下のことを確認してみてください。
・気温は適正か
熱中症になったインコは口を開けて荒い呼吸をします。
インコが熱中症になった場合は「濡らしたタオルで体を冷やす」「水で薄めたスポーツドリンクか経口補水液を飲ませる」などの方法で処置してあげてください。
・病気の疑い
「甲状腺腫」「心臓疾患」「呼吸器疾患」などの病気が原因で呼吸がしにくくなっている可能性があります。
原因を推測することはできても、素人では対処はできないので、早めに病院に連れて行ってあげましょう。
【中毒症状】
以下のような症状が出ている場合は中毒症状の疑いがあります。
・嘔吐・下痢
・震え
・呼吸困難
・炎症
インコはチョコレートやコーヒー(カフェイン)、5円玉などの硬貨や鉛などを誤飲することで中毒を起こすことがあります。
誤飲が原因の場合は早めに病院に連れていくことで処置してもらえますが、中毒症状を起こさないようにすることが一番の対策です。
放鳥の際は目を離さず、部屋の中で危険なものは事前に片付けておいてください。
オカメインコが死ぬ前に考えておきたいこと
大切なオカメインコが体調を崩すことは、飼い主様にとって大きなショックかもしれません。
一方で、この機会にペットちゃんとのこれからの生活を見直すタイミングかもしれません。
いつか来るお別れの日の前に、以下の3点を考えておくことをおすすめします。
【最期を穏やかに迎えさせるための準備】
病気が見つかった場合は治療を受けることと同時に、インコが穏やかに過ごせるように、環境を整えてあげましょう。
しかし、オカメインコなどの鳥類がシニアになって介護が必要になった場合にしてあげたいことや具体的な方法は、犬や猫などと比べるとノウハウが固まっていないようです。
そのため、獣医さんにアドバイスを受ける、インコに詳しい人やコミュニティで相談するなど、インコちゃんが快適に過ごせるような方法を考えてあげてください。
【火葬方法を考える】
オカメインコが亡くなったら、火葬して送り出してあげましょう。
火葬してお骨にしてあげることで、より供養の幅を広げることができます。
オカメインコの火葬を依頼できるのは「ペット火葬業者」「自治体」の2ヵ所です。
それぞれ、以下の特徴があります。
ペット火葬業者 | ・料金が安い ・返骨してもらえない |
自治体 | ・返骨してもらえる ・葬儀などのオプションを付けられる |
自治体に火葬を依頼すれば安価で火葬できますが、お骨は返ってきません。
そのため、火葬のみ安価で済ませたい場合はこちらを選ぶのがおすすめです。
対して、ペット火葬業者の場合は火葬に加えて葬儀も行えるうえ、返骨もしてもらえます。
その分、自治体に依頼するより高額になりますが、ペットちゃんをきちんと送り出したい場合は火葬業者を選ぶのがおすすめです。
このように、どのようにペットちゃんを送り出したいかを考えて、最適な方法を選びましょう。
【供養方法】
見送り方を決める際は、供養方法も考慮するのがおすすめです。
オカメインコの供養方法は大まかに以下の通り。
名前 | 供養方法 | メリット |
霊園に埋葬 | ペット霊園に埋葬 | 静かな環境でゆっくり眠れる |
手元供養 | ・骨壺を家で管理 ・キーホルダーに納骨 | ペットちゃんの存在を身近に感じられる |
自宅で埋葬 | ・お庭で埋葬 ・プランター葬 | 場所さえ選べば安価で供養できる |
ご自身の考えにあった方法で供養すれば、大切なペットちゃんを見送った後の寂しい心が軽くなるかもしれません。
見送り方に加えて、見送った後の生活も考慮して、最適な方法を考えてみてください。
ハピネスでは火葬・供養に関するご相談は無料で承っています。
心配なことからご要望まで、何なりとお申し付けください。
まとめ
オカメインコが死ぬ前には動かなくなるなど、元気がない様子を見せることが多く、羽がボサボサになるなど、見た目に変化が現れることもあります。
また「呼吸が苦しそう」「嘔吐している・震えている」「お腹が膨れて苦しそう」などの症状が出ている場合は危険な兆候です。
早めに病院に連れて行ってあげましょう。
また、いつかのお別れの日に備えて「火葬方法」「供養方法」を決めておくことで、悔いなくお見送りができるはず。
一度じっくりと考えてみてはいかがでしょうか?