チワワは死ぬ前に、いつもと違う行動を取ることが多いです。
特に「呼吸が乱れている」「体温が下がっている」など、苦しそうな場合は注意が必要です。
このページではチワワが死ぬ前に見せるサインと見送り方について紹介します。
チワワが死ぬ前に見せ前に見せるサイン
行動や様子に違和感を覚えた場合は、いつもより注意深く様子を見て、必要な場合は病院に連れていくようにしましょう。
【元気を無くす・いつもと様子が違う】
寿命が近づいているチワワは以下のような症状を見せることがあります。
・寝てばかりいる
・食欲がない
・体温が下がっていく
・排泄に失敗する
また、症状が出る前には「いつもの元気が無い」と引っかかることもあるはず。
その引っかかりを見逃さず、病院に連れていってあげてください。
重大な病気や寿命のサインかもしれません。
【呼吸に変化がある】
愛犬の呼吸に以下のような変化がある場合は要注意です。
・よく咳が出る・「ガーガー」と喉が鳴っている
・呼吸が止まっている、もしくはかなり荒い
・無呼吸と荒い呼吸を繰り返している
チワワは「気管虚脱」を起こしやすいです。
これは気管が押し潰されて呼吸しにくくなっている状態のため、咳が出たり呼吸音が変になったりします。
また、無呼吸と荒い呼吸を繰り返している場合は要注意です。
これはチェーンストークス呼吸と呼ばれ、あと数時間で寿命を迎えることを示しています。
【突然死にも注意】
チワワは心臓が弱い犬種であり、先天的に疾患を抱えていることも多いです。
特に、脳に先天性の病気を持っている場合は痙攣・てんかんを起こしやすいです。
突然死を予測することはできませんが、元気なうちに診察を受けておき、愛犬がどのような体質をしているのか把握しておくことで、対策を立てることはできるかもしれません。
チワワの看取り方
寿命が迫っている場合は、大切なチワワが悔いなく旅立てるように支えてあげましょう。
きちんと旅立ちを看取ることは飼い主様の悲しい気持ちを和らげることにもつながります。
【看取る場所を決める】
愛犬の寿命が迫っているとわかった場合は「そのまま家で看取る」「病院で処置してもらう」ことの2つの選択肢があります。
これに関しては正解はないため、飼い主様の考えに応じて選ぶようにしましょう。
家 | 病院 | |
メリット | ・最後まで寄り添える | ・苦しみや痛みを和らげられる |
デメリット | ・後悔が残ることがある | ・移動が負担になる可能性がある |
大切な存在を失うことは、飼い主様の心に大きなショックを与えます。
そのショックと悲しみが深い後悔とならないように「愛犬はどうしたいか」はもちろん「自分はどうしてあげたいか」を考えることをおすすめします。
【火葬方法を決める】
大切なチワワが寿命を迎えた際には、悲しいですがお別れの準備を進める必要があります。
まずは火葬方法を決めましょう。
・火葬方法は料金とお骨の扱いで決める
チワワの火葬は「自治体」「ペット火葬業者」に依頼できます。
・「お骨の管理が難しい」「安価で火葬したい」場合は自治体
・「理想の供養方法がある」「葬儀をしたい」場合はペット火葬業者
自治体は安価で依頼できる代わりに、基本的に返骨されません。
対して火葬業者は希望に沿って葬儀を行えるうえ、火葬後のお骨の扱いを指定できます。
ハピネスは大切なチワワを丁寧に送り出せるように経験に基づき火葬プランをご提案します。
まずはご要望をお聞かせください。
チワワが亡くなってから火葬するまでの流れ
チワワが亡くなった後は遺体を安置します。
遺体を丁寧に安置することで「きれいな姿でお見送りできる」「数日は遺体を置いておける」メリットがあります。
安置の前に、以下の品を用意しましょう。
チワワの安置は以下の3ステップで行います。
【1:棺の用意】
ダンボールにペットシーツを敷き棺にします。
ペットシーツを敷くのは、遺体から漏れた体液を受け止める理由があります。
汚れたら取り換えられるように、替えを用意しておくのがおすすめです。
【2:体をきれいにする】
棺の用意と並行して、体をきれいに拭いて毛並みを整えます。
まずは固く絞ったタオルで汚れを拭きます。
この際、体に水分が残っていると遺体が傷みやすくなるため注意しましょう。
体をきれいにしたらブラッシングして毛並みを整えます。
普段のお手入れと同じようにするのがおすすめですが、よりキレイにしたい場合はスリッカーブラシで抜け毛や乱れた毛を整え、コームで流れを整えるときれいに仕上がります。
【3:遺体を冷やす】
体をきれいにしたら、棺に寝かせます。
この時、手足を体の内側に折りたたんで眠っているような姿勢に整えてあげると、穏やかな見た目になります。
その後、遺体の頭・お腹を中心に、タオルで包んだ保冷剤・ドライアイスで冷やします。
季節にもよりますが、遺体を安置すれば2~3日はきれいな状態を保つことができます。
この間に火葬・葬儀を手配しましょう。
また、火葬・供養の詳しい流れはこちらのページで紹介していますので、参考にしてください。
まとめ
チワワが死ぬ前には「元気を無くす」「呼吸が乱れる」など、普段とは違う様子を見せることが多いです。
また、チワワは先天性の病気が原因で突然死することも多いです。
そのため、元気な頃から病院で検査して愛犬の体質を知っておくことも大切です。
また、お別れの時が近づいてきたら、丁寧にお見送りができるように「火葬方法」「供養方法」を考えるようにしましょう。
たくさんの愛と感謝を込めて見送れるように、一日一日を一緒に過ごしてあげてください。