スコティッシュフォールドが死ぬ前の行動は?普段と様子が違う際は注意

こちらを見ている猫

スコティッシュフォールドは関節や心臓に遺伝的な疾患を抱えることも多いです。

しかし「急に食欲が無くなった」「最近になって元気がないし、動かなくなった気がする」など、普段と違う様子から病気や寿命が近づいたサインを感じ取れることもあります。

このページではスコティッシュフォールドが体調を崩した、もしくは様子が変な時に疑う病気や、死ぬ前に見せる行動について紹介します。

遺体の安置についても紹介しますので、愛猫を見送るための準備に役立ててください。

スコティッシュフォールドの様子の変化は病気のサイン?

スコ座りをする猫

猫ちゃんの様子がおかしいのは、病気のサインかもしれません

病気のサインを発見することは愛猫の寿命を見つめ直し、幸せな生活とは何かを、これまで以上に考えるきっかけになります。

【体を動かさなくなった(骨軟骨異形成症)】

以下の症状にも注意
  • ジャンプしなくなる
  • 毛づくろいをしなくなる(毛が絡まっている)
  • 遊ばなくなって元気がなくなる
  • 歩きにくそうにしている

猫は老化に伴って動かなくなっていきますが、まだ若いスコティッシュフォールドが動かない、動きにくそうにしている場合は「骨軟骨異形成症」の疑いがあります。

これはスコティッシュフォールドに多く見られる遺伝病で「関節に骨瘤(コブ)ができる」「動きが制限される」などの症状が出ます。

愛猫の幸せで快適な生活のため、兆候を見かけたら早めに病院で診察してもらいましょう

【元気がない・呼吸が荒れている(肥大型心筋症)】

以下の症状にも注意
  • 食欲が無くなった
  • よく咳き込んでいる
  • 何もしていないのに呼吸が荒い
  • 口呼吸をしている
  • 後ろ足を引きずっている

スコティッシュフォールドは「肥大型心筋症」にもかかりやすいです。

これは心臓の変形で体に血液が行き渡らなくなる病気で、進行すると合併症の原因となったり、突然死の原因になることもあります

スコティッシュフォールドが死ぬ前に見せる行動

横になる猫

猫が死ぬ前には「動かなくなる」など、弱っていることが伝わる行動を取ることも多いです。

しかし、猫は不調を隠す特徴があるため「普段と様子が違う」といったようなちょっとした変化しか見られない場合もあります

・いなくなる・隠れようとする

死期を悟った猫は冷たい場所や暗い場所に移動したがります

この行動には「少しでも体力を回復するため」「飼い主に負担を掛けないため」など様々な理由が考えられるようです。

・体に変化がある・体調を崩す

寿命が近づいた猫には「見た目」「行動」などに変化が現れることがあります。

寿命が近づいた猫の変化
  • 呼吸が乱れる
  • 体温が下がる
  • 寝たきりになっている
  • 臭いが変化する
  • 体の色が変わる(舌・目など)

病気が原因で呼吸が乱れたり、触れてわかるほどに体温が下がったりとわかりやすい変化だけではなく、ちょっとした違和感程度の変化も見逃さないことがポイント

舌の色の変化は酸素不足が原因のため肥大型心筋症が進行している疑いがあり、目や臭いの変化は寿命が近づいて体の機能が低下しつつあるサインかもしれません。

「老化だろう」「もう少しだけ様子を見よう」と考えるのではなく、愛猫の様子に違和感を感じたら病院で診察を受けることも大切です。

【前触れなく突然死する可能性もある】

スコティッシュフォールドは肥大性心筋症が原因で突然死する可能性もあります。

これはまだ年齢が若い頃にも起こる可能性があるうえ、あらかじめ備えることも難しいです。

そのため、猫ちゃんが若いうちから定期的な検診を受けて体質を知り、獣医さんからアドバイスを受けることをおすすめします。

その結果病気が見つかったとしても「症状が進行していないか」「治療する方法はないか」など、様々な選択肢を獣医さんと探すことができて安心です。

スコティッシュフォールドが死ぬ前に飼い主様ができること

寝転んでいる猫

悲しいですが、愛猫とは必ずお別れの日が来ます。

いつか必ず訪れるその日を悔いなく過ごすために、お別れの方法を決めておきましょう。

【看取り方を決める】

スコティッシュフォールドは遺伝的な疾患を抱えやすい品種です。

特に耳折れの種類のスコティッシュフォールドはほぼ確実に関節の病気になるようです。

スコティッシュフォールドと暮らすうえで「愛猫が快適に暮らしていける環境を作ること」「いざという時の看取り方を決めておくこと」はとても重要です。

【家での治療と病院での延命治療】

家で最期を見守ることに対して、病院で治療を受けて寿命を伸ばすこともできます。

どちらを選ぶかは病気の進行度や飼い主様の考え方によって異なります。

ペットちゃんはどう感じるか、何より飼い主様自身はどうしてあげたいかを考えて、どちらを選ぶか考えておくことをおすすめします。

【亡くなってからのことを考える】

猫は亡くなってから少しづつ遺体が分解されて傷んでいきます。

そのため、愛猫をきれいな姿で見送るために、早めに火葬することをおすすめします。

安置した遺体は2~3日ほどはきれいな姿を保てますが、気候や安置する環境によっては遺体の傷みが早まる可能性があります。

また、火葬を依頼する自治体や業者の都合で、思う日時に火葬できなくなることもあります。

そのため、火葬のスケジュールは早めに決めることをおすすめします。

ハピネスはLINE・メールでのお問い合わせを24時間受け付けています。

火葬・葬儀のスケジュールに関して相談したい場合は遠慮なくご連絡ください。

スコティッシュフォールドが亡くなってから火葬までの流れ

日光浴をする猫

愛するスコティッシュフォールドが亡くなった後は遺体を安置し、火葬の準備をしましょう。

安置方法は「棺を作る」「猫ちゃんの体をきれいにしてあげる」「棺に寝かせて、遺体を冷やす」ことの3ステップで行います。

まずは以下の品物を用意してください。

必要な品
  • ダンボール
  • ペットシーツ(替えを含めて複数枚)
  • ブラシ
  • ドライアイス・保冷剤(長い間安置する場合は替えも用意)
  • タオル(冷やすものを包む・ペットシーツの代わりに敷く

【棺を作る】

ダンボールにペットシーツを敷けば完成です。

時間が経つと遺体からは体液が漏れ出ることがあるため、棺に替えられるペットシーツを敷いておくと遺体や棺が汚れることを防げます。

また、棺の設置場所も考えましょう。

長時間安置する場合は直射日光を避けられる涼しい場所、早めに火葬する場合はペットちゃんの顔がよく見える場所に置くのがおすすめ。

【猫ちゃんの体をきれいにする】

体を固く絞ったタオルで拭きます。

この際に水分が残っていると遺体の傷みが早まるため、体が濡れてしまった場合は別のタオルで拭いてあげましょう

体を拭いたら優しくブラッシングして毛並みを整えてあげると、いつも通りの可愛い姿で見送ることができます。

【遺体を棺に寝かせる】

用意した棺に遺体を寝かせて、保冷剤・ドライアイスで火葬まで冷やします

冷やすものは頭・お腹の周辺を中心に置くのが効果的です。

季節や棺の置き場所にもよりますが、冷やし続ければ2~3日ほどはきれいな状態で安置できるため、この間に火葬の手配を行いましょう。

火葬方法の選び方や供養についてはこちらのブログで詳しく説明していますので、参考にしてください。

まとめ

スコティッシュフォールドは骨、心臓に遺伝性の疾患を抱えることが多いです。

そのため「歩きにくそうにしている」「呼吸が荒くなったり、舌が紫色に変色している」などの症状が出た場合は早めに病院に連れていくことに加えて、若い頃から病院で検査を受けて猫ちゃんの体質を知っておくことが大切です。

また、猫ちゃんの様子がおかしいと感じた場合は病院で診察を受けることをおすすめします。

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この記事の執筆者

執筆者

ペット火葬
ハピネス 編集部 J・N

愛するペットちゃんとのお別れによって心に深い悲しみと不安を抱えた飼い主様を支えられるような、わかりやすく正確な記事作成を心掛けています。自分のこと以上に大切な家族を思いやることができる優しい心を持った飼い主様の力になれるように努めます。

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