マンチカンは死ぬ前に「呼吸が乱れる」「前までできていたことができなくなる」などの症状を見せることが多いです。
また、行動だけではなく「目つきが悪くなる」「毛づくろいをしなくなって毛並みが乱れる」など見た目に変化が現れることもあります。
このページではマンチカンが死ぬ前に見せる行動や見た目の変化について紹介します。
マンチカンが死ぬ前に見せる行動
マンチカンは死ぬ前に落ち着かない様子で鳴くなど、苦しそうにすることが多いです。
・鳴き声を上げる
寿命が近づいた猫は聞いたことのない声を上げたり、何度も鳴いたりすることがあります。
痛みを訴えているのか、飼い主にお礼を伝えようとしているのか、なぜ鳴いているのかを確かめるようにしましょう。
・呼吸が乱れる
マンチカンは心筋症を発症しやすい品種です。
発症した場合は呼吸が早くなる、呼吸がしにくそうにしているなどの症状が出ます。
また、症状が進むと動脈に血栓ができて足が動きにくくなる、悪い場合は肺に血栓ができて突然死することも考えられます。
・できていたことができなくなる
「食べる量が減った」「トイレの失敗が増えた」など、前までできていたことが急にできなくなったら、病気のサインかもしれません。
病気以外にも老化やストレスなどが原因の場合がありますが、猫ちゃんの様子の変化を見逃さないことはとても大切です。
原因を早めに特定することに加えて、必要な場合は動物病院で診察を受けましょう。
・甘えてくる
寿命が迫った猫はいつもよりも飼い主に甘えるなどの行動が見られることがあります。
「飼い主に挨拶をしたかった」「お礼を言いたかった」など様々な理由が考えられますが、飼い主様ができることは、猫ちゃんの気が済むまでそばにいてあげることです。
マンチカンが死ぬ前に見た目に起こる変化
寿命が近づいているマンチカンには見た目にも変化が現れます。
・目つきが悪くなる
「焦点があわず虚ろな目をしている」など、目に変化が現れることもあります。
以前と比べて目つきが悪くなったように見える場合は、目に不調を抱えている、もしくは病気を抱えているなどの原因が考えられます。
目の変化に加えて「ぼんやりと1点を見ている時間が増えた」など、いつもと違う行動からも目の不調がわかることがあります。
・毛並みが悪くなる
マンチカンは関節や骨に不調を抱えやすい品種のため、毛並みの変化にも注視しましょう。
マンチカンのふわふわの毛並みは飼い主様の手入れ以外にも、猫自身の毛づくろいによって保たれています。
長時間毛並みが乱れたままになっている、もしくは毛づくろいをしている様子を見なくなった場合は、自分で毛づくろいができなくなっているのかもしれません。
また、関節の不調の原因の元をたどると心筋症など重大な病気が見つかることもあります。
気になることがあれば病院で診察してもらうことをおすすめします。
マンチカンが死ぬ前に決めたいこと
悲しいですが、大切なマンチカンともいつかはお別れする日が来ます。
その際に後悔しないために、お見送り方法を事前に決めておくことも大切です。
・看取り方を決める
愛猫が最期の時間を過ごす場所は「自宅」だけではなく「病院」という選択肢もあります。
特に愛猫がけいれんや発作などで苦しんでいる場合は、病院で治療を受けて少しでも楽に過ごせるようにしてもらうことも有効です。
自宅 | 病院 | |
メリット | 最期まで寄り添える | 苦しさを取り除いてくれる |
デメリット | 見送りに関して後悔することがある | 最期の瞬間に立ち会えないことがある |
どちらの方法にもメリット・デメリットがあるので、正解はありません。
愛猫の心身のため、何よりご自身が大切なペットちゃんのためにどうしたいかを考えて最適な方法を選んであげてください。
・火葬方法
マンチカンは体が小さい品種のため「自治体」「ペット火葬業者」から火葬場所を選べます。
大まかに、以下の選び方をおすすめします。
自治体「安価で火葬を依頼したい。供養について特に希望は無い」
火葬業者「火葬・葬儀をきちんとしてあげたい。供養についての希望もある」
・供養方法
火葬後は大切な愛猫のためにきちんと供養してあげてください。
猫ちゃんの供養は「手元供養」「霊園への納骨」を行う飼い主様が多いです。
ペットちゃんと過ごした思い出は、飼い主様の心に一生寄り添ってくれます。
愛するペットちゃんとこれからどのように過ごしていきたいかを考えて、最適な方法を選んであげましょう。
火葬・供養に関するより詳しい説明はこちらのページで行っています。
マンチカンが死ぬ前にしておきたい準備
大切なマンチカンが生きている間に「安置の準備」「火葬の依頼先」などお見送りに関する準備をしておきましょう。
いざとなって慌てないように考えを整理しておくことは、とても大切なことです。
・安置の準備
火葬を待つ間は遺体をきれいにして棺に納め、傷まないように冷やしておく必要があります。
これを「安置」と言いますが、マンチカンのような体の小さい猫なら棺はダンボール、遺体を冷やすものは冷凍庫の保冷剤などで代用できるため、前もって準備が必要な品はありません。
しかし、きっちりと送り出してあげたい場合は、近所でお花やドライアイスを買える場所をリサーチしておくと安心です。
・火葬場所を選ぶ
火葬を依頼する場合は、以下の事柄を調べておくと安心です。
調べること | 調べるポイント |
受付時間 | ・土日・祝日は休みの可能性がある ・受付時間外だと希望通りに火葬できないことがある |
連絡先 | ・予約状況や日程の都合で抑えられないときのため、第3希望程度まで連絡先を用意する |
料金 | ・業者に依頼する場合は、2~3社ほどの業者の料金を比べると条件にあう業者を探せる |
ハピネスでは葬儀・火葬に関するご相談を無料で承っています。
お見送りについての不安から疑問点まで、遠慮なくご相談ください。
まとめ
マンチカンがいつもと違う行動を取っている場合は、病気のサインかもしれません。
特に「呼吸が荒れている」「食べる量が減った」などの症状が見られた場合は、心筋症などの病気を抱えているサインかもしれません。
また「目つきが悪くなった」「毛並みが乱れるようになってきた」など見た目に変化が出始めた場合でも、愛猫が不調を抱えていないか注意深く見守ってあげてください。