ポメラニアンは死ぬ前に呼吸の乱れや痙攣などの症状を見せることが多いです。
しかし、容体が急変する前には体調不良などの前触れがある場合もあります。
大切なポメラニアンとのお別れに後悔が残らないよう、異変を見逃さないようにしましょう。
また、愛するポメラニアンが亡くなったら、遺体を安置して、丁寧に見送ってあげましょう。
ポメラニアンが死ぬ前に見せる行動
ポメラニアンが死ぬ前には「呼吸の乱れ」「痙攣」など、苦しそうにすることが多いです。
また、急に甘えたり不安そうな様子を見せるなど、いつもと違う行動を取っている場合も要注意です。
呼吸が乱れる
ポメラニアンが亡くなる前には「呼吸が苦しそうになる」「呼吸が浅くなる」など普段とは違う呼吸をするようになります。
特に「荒い呼吸の後に無呼吸になる」のようなサイクルを繰り返している場合は、数時間以内に亡くなる可能性が高いです。
これは「チェーンストークス呼吸」と言い、犬が亡くなる前に見せる症状です。
愛犬が穏やかに最期を迎えられるように、そばに居てあげましょう。
「咳や呼吸音が変な場合も注意」
また、小型犬であるポメラニアンは気管虚脱と呼ばれる呼吸器の病気にかかりやすいです。
気管虚脱には「ガーガー」とダチョウのような呼吸音・咳をするなどの症状が見られます。
早めに治療しないと症状は少しづつ進みます。
大切なポメラニアンの呼吸に異常が見られた場合は早めに病院に行きましょう。
体臭が変化する
寿命が迫っている愛犬の体からは酸っぱい臭いや腐敗臭のような臭気が漂うことが多いです。
愛犬からいつもと違う臭いがした場合は注意が必要です。
臭いの種類は原因によって異なりますが「アンモニア臭」「口臭」と例えられることが多く、あまり良い臭いではないようです。
痙攣・発作を起こす
手足の痙攣が見られた場合、寿命が近づいている可能性が高いです。
痙攣や発作を起こしている場合は「ぶつかりそうな物を避ける」「尖った場所や机の脚にクッションを敷く」など、ケガをしないように対策して見守りましょう。
愛犬が苦しそうにしている様子を見ると、手を貸したくなりますが、痙攣中の犬は反射的に噛みついてしまうことがあるので危険です。
まずは治まるまで見守り、痙攣が治まってから病院に連れていってあげてください。
不安を感じて甘える
犬は死期を悟る能力があるのか「普段はあまり甘えない子なのに、抱っこをせがんだ」など、旅立つ前に甘えてくる子は多いようです。
また、不安そうに振舞ったり、吠えたりすることもあるようです。
旅立ちに不安を感じているのか、大切な人にお礼を言いたいのか、犬の本心はわかりません。
それでも、愛犬の気持ちに応えてあげるために、満足するまで構ってあげてください。
ポメラニアンが死ぬ前にはできる限りそばにいてあげる
ポメラニアンが死ぬ前は、できる限りそばにいてあげてください。
「犬は死ぬ前に挨拶をすることがある」
犬は死期を悟ると飼い主に甘える行動を取るほかにも、挨拶をすることもあるようです。
「家族が揃うまで待って、みんなの顔を見て亡くなった」「寝たきりだったのに、最期は尻尾を振って亡くなった」など、まるで飼い主にメッセージを伝えるような行動を取った経験談が、ネットやSNSでは多く見られます。
「旅立ちに立ち会えないと後悔する可能性が高い」
仕事などの要因で愛犬の最期に立ち会えないケースも考えられます。
そして、そうした経験をした飼い主様は心に深い後悔を抱えてしまう方も多いです。
最期をきちんと看取ることは愛犬だけではなく、飼い主様にとっても大切なことなのです。
ポメラニアンが死ぬまでに決めておきたいこと
大切なポメラニアンの旅立ちを見送った後には、火葬・葬儀を行う必要があります。
悔いのないお見送りをするためにそばに寄り添うことに加えて、亡くなってからのことも考えておくようにしましょう。
火葬について決める
小型犬であるポメラニアンは「ペット火葬業者」「自治体」が火葬してくれます。
これらの火葬方法には以下の特徴があります。
火葬業者 | 自治体 | |
メリット | ・きちんと火葬・葬儀ができる ・返骨される | ・安価で火葬できる ・お骨の管理をしなくていい |
デメリット | ・値段は高額になる ・最適な業者探しに時間がかかる | ・基本的に返骨されない ・土日・祝日は依頼できない |
愛犬を見送る再に重視すべきポイントは「料金」「お骨の扱い」の2点です。
業者の場合は「火葬・葬儀も任せられて、返骨されるが料金が高額」自治体は「料金が安い代わりに返骨されない」という特徴があります。
愛犬の見送りで何を重視するかを考えて、依頼先を選びましょう。
供養方法を決める
火葬して返骨してもらう場合は、飼い主様がペットちゃんに思いを馳せられる供養方法を選びましょう。
ポメラニアンの供養方法は大まかに以下の3通りです。
・ペット霊園に埋葬
・手元供養(メモリアルグッズ作成)
・お骨を庭に埋葬
体の小さいポメラニアンは手元供養やお庭への埋葬などの供養方法も行いやすいです。
また、お骨の管理が大変な場合はペット霊園に埋葬して、命日や法要の日にお参りする、という形でも立派な供養になります。
愛するポメラニアンとこれからどのように過ごしていきたいかを考え、ぴったりな供養方法を選んでください。
ハピネスでは火葬方法のご希望に加えて、供養方法のご提案も行いますので、まずはお気軽にご相談ください。
ポメラニアンが亡くなって火葬するまでの流れ
ポメラニアンを見送った後には火葬を行いますが、火葬するまでは遺体を丁寧に安置してあげましょう。
遺体の安置は「必要な品の用意」「遺体をきれいにする」「遺体を棺に納めて冷やす」ことの3ステップで行います。
「必要な品の用意(棺・ペットシート・冷やすもの)」
まずはペットちゃんを寝かせる棺を用意しましょう。
「棺」
遺体を安置する棺は愛犬の体が納まるダンボールにペットシーツを敷いて作ります。
ペットシーツは遺体から漏れる体液で棺や愛犬の体が汚れないための対策です。
汚れたら替えられるように多めに用意しておくことをおすすめします。
「冷やすもの」
ドライアイスや保冷剤で遺体を冷やします。
また、遺体を濡らさないようにタオルも用意しておいてください。
冷凍庫にある保冷剤で十分ですが、安置する時間が長い場合は取り換える必要があります。
多めに用意し、必要な場合は買い足しておく、より冷やす力が強いドライアイスを購入するなどの方法で対策してください。
遺体をきれいにする
遺体を棺に納める前に、体をきれいにしてあげましょう。
まずは固く絞ったタオルで体を拭きます。
この際、遺体に水滴が残ると遺体が傷みやすくなるため注意してください。
体を拭き終わったら、次はブラッシングです。
元気だった時と同じように、毛玉や毛並みの乱れがないように優しく、きれいになるように手入れしてあげてください。
遺体を棺に納める
きれいになった愛犬の遺体を棺に納めます。
そして、頭とお腹を中心に保冷剤・ドライアイスを設置して冷やします。
遺体は時間が経つと腐敗が進んで傷んでいきますが、きちんと冷やすことで2~3日程度はきれいな状態を保ったままで安置できます。
しかし、棺の置き場所や季節によっては想定よりも早く腐敗が進むことも考えられます。
そのため、火葬の手配は早めに行うことをおすすめします。
まとめ
ポメラニアンが死ぬ前には呼吸の乱れが見られる場合が多いです。
苦しそうに呼吸している場合や、無呼吸と激しい呼吸を繰り返している場合は、寿命が迫っているサインです。
悔いなく見送れるようにそばで見守り、たくさんの感謝と愛を伝えてあげましょう。
亡くなった後は遺体をきれいに整えてあげた後に遺体を棺に安置し、火葬を依頼して見送ります。
より詳しい流れを知りたい場合は、以下のページを参考にしてみてください。