トイプードルは死ぬ前に「痙攣する」「体温が急激に下がる」「呼吸が乱れる」などの症状を見せることがあります。
しかし、体調を崩してしまう前には、食欲が低下するなど前触れがあることもあります。
大切なトイプードルを悔いなく見送れるよう、死ぬ前に見せる行動と、いざという際にすることを把握しておくようにしましょう。
トイプードルが死ぬ前に見せる症状
トイプードルが元気を無くしたり、いつもと違う様子を見せている場合は体調を崩していないかを確認しましょう。
もしかしたら、重大な事態が迫っているかもしれません。
いつもと様子が違う
「ある日を境に急に食欲を無くした」「散歩に行きたがらない」など愛犬の様子がいつもと違う場合は注意しましょう。
SNSでは「食事を食べなくなった後、寝たきりになった」など、亡くなる前には前触れがあったことを報告している方もいました。
微妙な違和感を見落としたことで、後悔が残るお見送りになる可能性があります。
まずはケガや体調不良を疑い、心配な場合は病院に連れて行ってあげてください。
「呼吸の変化」
トイプードルの呼吸が乱れている場合は要注意です。
特にチェーンストークス呼吸と呼ばれる「浅い呼吸から深い呼吸になり、無呼吸になる」のような状態を確認した場合、寿命が迫っているとわかります。
「体温の低下」
死ぬ前の犬は体温が急激に下がります。
犬は人間より体温が高いため、触ると温かさを感じられますが、死ぬ前の体温はひんやりと感じられるそうです。
「痙攣」
トイプードルが亡くなる前には痙攣を起こすこともあります。
痙攣中は意識がもうろうとしているため、周りの物にぶつかってケガをすることがあります。
ただし、痙攣している愛犬に無理に触ると、反射的に噛みつかれてしまう可能性があるので注意してください。
トイプードルが死ぬ前に挨拶をしてあげましょう
「犬は死ぬ前に挨拶をする」と聞いたことはありませんか?
「寝たきりだったのにこちらの顔を見て、一声鳴いて旅立った」など、死期を悟った犬がお別れを告げてくれたと愛犬家の中でよく囁かれているエピソードです。
愛犬が苦しそうな様子を見せる場合は少しでも楽に過ごせるように支えてあげたくなるもの。
しかし「呼吸が乱れている」「痙攣が長く続いている」など、すでに寿命が近づいていることがわかる場合は、旅立つまでそばにいてあげることをおすすめします。
犬が意識を失っても、耳だけは旅立つ直前まで聞こえているそうです。
大切なトイプードルに伝えたいこと、これまでの感謝、最後のお別れの挨拶、伝えたいことはたくさんあるはず。
トイプードルが死ぬ前に決めておきたいこと
愛犬が亡くなったら、火葬してきちんと供養してあげましょう。
そのために、愛犬をどのように弔ってあげたいかを事前に決めておくことをおすすめします。
供養方法を決める
火葬後の供養方法を決めておくと、火葬方法を選ぶ際に役立ちます。
トイプードルのような小型犬は、以下のような方法で供養するのがおすすめです。
・ペット霊園に埋葬
・メモリアルグッズの作成
・手元供養
その他にも散骨やお庭への埋葬などもありますが、体の小さいトイプードルは手元供養やメモリアルグッズの作成など、旅立った後のペットちゃんを身近に感じられる供養を行いやすい犬種です。
これからも愛犬の存在をそばに感じられるように、手元供養・メモリアルグッズ作成を検討してはいかがでしょうか。
火葬・葬儀の方法を決めておく
トイプードルの火葬・葬儀は「ペット火葬業者」と「お住まいの自治体」に依頼できます。
「ペット火葬業者に依頼するメリット」
ペット火葬業者には以下の特徴があります。
世界でただ一匹の愛犬をきちんと見送りたいなら、火葬業者に依頼しましょう。
火葬・葬儀に関する要望を伝えれば最適なプランを設定してもらうこともできますので、まずは相談してみることをおすすめします。
「自治体に火葬を依頼するメリット」
対して、自治体に依頼すると以下のメリットがあります。
自治体に依頼すると安価で埋葬してもらえますが、基本的にお骨は返ってきません。
そのため、愛犬をきちんと供養してあげたい方には不向きと言えます。
ハピネスではご相談・お見積もりは無料で承っていますので、ペットちゃんにしてあげたいことがあれば遠慮なくご相談ください。
トイプードルを火葬するまでの流れ
トイプードルを見送ってから遺体を安置し、火葬するまでの流れを紹介します。
目安として「安置」は死亡から数時間以内、火葬は安置が済んでから2~3日以内に行うようにしましょう。
遺体を安置する流れ
安置は「愛犬の体をきれいにする」「用意した棺に遺体を寝かせる」「火葬まで遺体を冷やす」ことの3つの工程で行います。
「体をきれいにする」
まずは愛犬の体をきれいにしてあげましょう。
固く絞ったタオルで口やお尻など汚れやすい場所を中心に拭いてあげてください。
また、亡くなる前に毛並みが乱れてしまう場合もあります。
特にトイプードルは毛が絡んだり、漏れ出た体液で毛並みが乱れることも多いです。
生きていた時と同じくらい可愛くきれいな姿になるようにやさしくブラッシングしましょう。
「棺を用意する」
ペットちゃん専用の棺も販売されていますが、専用のものを用意しなくてもダンボールなどで代用できます。
まずは棺の中にペットシーツやタオルなどを敷いてあげてください。
犬の場合は亡くなった後も体液が漏れ出ることがあります。
そのため、棺をいつでも清潔に保てるように、汚れたら交換できるものを敷いておく必要があるためです。
棺の用意が整ったら、遺体を優しく寝かせてあげてください。
「遺体を冷やす」
愛犬のお腹・頭を中心にドライアイス・保冷剤を設置し、火葬まで冷やし続けます。
これには遺体の腐敗を抑える狙いがあります。
この際には「遺体に水分がつかないように、冷やすものはタオルで包む」「完全に溶けきる前に新しいものと交換する」「棺は直射日光を避け、涼しい場所に設置する」ことに注意してください。
また、火葬の詳しい決め方や火葬後の手続きについては以下のページで紹介しているので参考にしてください。
まとめ
大切なトイプードルを悔いなく見送るためには「呼吸が乱れている」「体温が下がっている」など、死ぬ前のサインを見逃さないようにしましょう。
また、愛犬が旅立つ前にはそばについて見守ってあげてください。
犬は死ぬ前に挨拶をすると言います。
大切な愛犬を悔いなく見送れるように、最後までそばに居てあげてください。