柴犬は忠実で愛情深く、その存在は日々の生活を支える心の柱になってくれます。
柴犬と一緒に過ごした日々は何にも代えがたいものです。
しかし、どんなに柴犬を大切にお世話していても、お別れのときは必ず訪れます。
その瞬間、悲しみの中で「何をすればいいのか」と途方に暮れる飼い主様もいらっしゃいます。
このページでは柴犬が亡くなったときに必要な対応や手続き、そしてお見送りの方法について丁寧に解説します。
柴犬が死んだら体をきれいにして、手足を丸めておく
柴犬が亡くなったと気づいたときは、まずは落ち着いて様子を確認しましょう。
柴犬が動かなくなった場合、まずは呼吸、心拍、体温を確認してください。
特に高齢の柴犬の場合、心臓や腎臓の疾患が原因で静かに息を引き取ることがあります。
体温が完全に冷たくなり、瞳孔が開いて反応がない場合は、亡くなったと判断します。
亡くなったことを確認したら、柴犬の遺体を清潔なタオルで体を拭き、毛並みを整えてあげましょう。
柴犬の硬めの被毛は最後の手入れが難しいかもしれませんが、ブラシを使って丁寧に毛並みを整えるのも良いでしょう。
また、死後硬直が始まる前に手足を内側に丸めてあげると、棺に収めやすくなります。
柴犬は中型犬であるため、体を動かすのに力が必要なこともありますが、優しく時間をかけて行ってください。
柴犬の遺体を適切に安置する方法を解説
柴犬の遺体を安置する際には、体の大きさが小型犬と異なるため、特別な配慮が必要です。
特に、遺体からの体液漏れや腐敗を防ぐために、冷暗所での管理が重要になります。
柴犬の体は10kg前後と中型犬に分類されるため、段ボールやペット用の棺はそれなりに大きいものを用意する必要があります。
体液が漏れても棺が汚れないよう、中にペットシーツや新聞紙を敷いておきます。
遺体を安置する際は保冷剤やドライアイスを置き、お腹や頭部を冷やすことで腐敗を遅らせます。
エアコンを使って室温を下げるだけでなく、風通しを良くして湿気を防ぐのも意識しましょう。
特に夏場は腐敗が進みやすいため、エアコンで室温、湿度管理を徹底して行います。
柴犬を火葬する方法と火葬方法の選び方
以柴犬の骨は遺骨として残りやすく、お骨上げができます。
ペットの火葬を業者に依頼する際は、電話で予約を行います。
急ぎの場合には電話が最適ですが、メールなどで対応してもらえる業者も存在します。
業者にペットの体重や希望する火葬方法を伝えましょう。
供養の方法で迷っている場合は何が不明なのかを相談すれば、最適な方法を提案してもらえます。
自宅で火葬を希望する場合は、火葬車が安全に火葬を行える場所があるか確認しておきましょう。
ペット霊園で火葬をする場合は、火葬後にすぐ納骨が可能です。
ペット火葬には主に以下の火葬方法があります。
・合同火葬
他のペットちゃんたちと一緒に火葬される方法で、飼い主様は立ち会いができません。
飼い主様の元へ火葬スタッフが伺い、遺体を引き取ります。
費用を抑えて供養をしたい場合におすすめです。
・一任個別火葬
柴犬一匹だけを火葬し、遺骨が飼い主様に返骨される火葬方法です。
お別れの時間はありませんが、遺骨を手元で供養したい飼い主様に向いています。
・立会個別火葬
最後まで火葬に立ち会える火葬方法です。
お骨上げも飼い主様の手で行うため、愛犬との絆を大切にしたい方におすすめです。
出張火葬と霊園火葬
最近は自宅近辺まで火葬車が訪れる出張火葬も選ばれています。
慣れ親しんだ家の近くで火葬ができるため、飼い主様にとっても心理的負担が軽減されます。
一方で、ペット霊園で行う火葬は、専門的な葬儀場を併設していることが多く、納骨や祈りの場が整っています。
どちらの方法を選ぶかは、家族の希望や愛犬への思いを考慮して決めると良いでしょう。
柴犬の火葬に必要な費用ですが、柴犬の体重によって変わります。
柴犬の中には豆柴と呼ばれる小型の柴犬も存在します。
一般的な柴犬と豆柴の火葬費用は大幅に変わる可能性がありますので、火葬業者に体重を計ってもらって料金を提示してもらいましょう。
柴犬の遺骨は希望に合わせて供養する
柴犬の遺骨の供養には以下の方法から選びます。
・手元供養
自宅で遺骨を供養する方法です。
骨壷を生前柴犬が大好きだった場所や家族が集まりやすい場所に置き、写真やお気に入りのおもちゃ、首輪などと一緒に飾ることで、柴犬の存在をご自宅で感じられます。
・納骨
ペット霊園に納骨することで、愛犬を静かな環境で供養できます。
外で遊ぶのが大好きだった柴犬であれば、自然に囲まれた霊園を選んであげると愛犬に喜んでもらえる供養ができるかもしれません。
・散骨
外で遊ぶのが大好きな柴犬であれば、海や山への散骨も候補に入れてみましょう。
散骨はどこで行ってもいいわけではありません。必ず散骨が認められている場所で行い、法律違反を起こさないようにしましょう。
供養方法に正解はありませんので、家族で話し合い、最も納得のいく形で柴犬を供養してあげましょう。
柴犬を亡くした悲しみとの向き合い方
忠実で愛情深い性格の柴犬の死は、飼い主様に大きな喪失感を与えます。
柴犬の死によるペットロスに向き合いながら、心のケアを進めることも必要になります。
柴犬との思い出を形に残すことで、悲しみを少しずつ癒すことができます。
例えば愛犬の写真をアルバムに整理したり、メモリアルグッズを作成したりすれば、いつでも触れられる思い出として保存できます。
柴犬は家族全員に愛されていたはずです。
柴犬への愛情を家族とわかち合いながら、柴犬とのエピソードや楽しかった日々を語り合えば、心が軽くなるかもしれません。
まとめ
柴犬の死は大きな喪失感をもたらしますが、冷静な対応が求められます。
死んだら遺体をきれいに整え、適切に安置します。
その後、火葬方法や供養について考え、家族で話し合いましょう。
供養方法には手元供養、納骨、散骨などがあり、どれも愛犬への感謝を込めた選択です。
柴犬の最後を大切に見送るために、信頼できるペット火葬業者の利用をおすすめします。
個別火葬や立会火葬など、飼い主様の希望に寄り添ったプランをご用意しています。
実績が豊富な火葬業者であれば柴犬の特徴を理解した丁寧な対応が受けられるため、安心して依頼できます。
柴犬との思い出を胸に、最後まで寄り添ってお見送りをしてあげましょう。