ファンシーラットが死んだらまずは安置!供養方法や業者の選び方を解説

飼っていたファンシーラットが亡くなり、どうしたらいいのかわからない飼い主様も多いはず。

愛するペットちゃんとの別れに、悲しみから何も手につかなくなってしまう気持ちはよくわかります。

しかし最期だからこそ、丁寧に弔えるようにまずはペットちゃんの遺体を適切に安置しましょう。

この記事では、ファンシーラットの死後に行う安置の手順や供養の仕方、ペット火葬業者の選び方などをご紹介します。

ファンシーラットが亡くなってしまった方や死後に備えたい飼い主様は、ぜひこの記事を読んで参考にしてください。

ファンシーラットが死んだらまずは適切に安置をしよう

ファンシーラットが死んだらまずは安置!供養方法や業者の選び方を解説

ファンシーラットが亡くなったら「①姿勢を整える」「②毛並みを整える」「③納棺し冷やす」という手順で遺体を安置しましょう。

適切に安置すれば遺体の腐敗を遅らせることができるため、葬儀の際にきれいな姿で天国へ送ってあげることができます。

夏場で1~2日ほど、冬場で2~3日ほどきれいな姿を保てるので、その間に葬儀を行ってください。

準備するもの
  • ファンシーラットよりも一回り大きい棺用の箱(ダンボール箱、紙箱など)
  • 敷物(ペットシーツ、タオル、キッチンペーパーなど)
  • 冷やすもの(保冷剤、ドライアイス、氷など)
  • 綿100%の布(タオル、ハンカチ、ガーゼなど)※火葬・埋葬する際に化学繊維は使用できません

①姿勢を整える

目や口を閉じて手足を軽く曲げ、眠っているような楽な姿勢にしてあげましょう。

死後2時間ほどで死後硬直が始まり、解けるまで24時間ほどは姿勢を変えられなくなります。

②毛並みを整える(エンゼルケア *1)

遺体からは排せつ物などの体液が出てくることがあるため、ペットシーツやタオルなどを敷いた上に寝かせてあげましょう。

遺体に汚れがある場合は濡らしたタオルやガーゼで優しく拭き取り、ブラシで毛並みを整えてください。

*1 エンゼルケア……死後に行う遺体の処置や保清などのケア

③遺体を納棺し冷やす

棺にタオルやペットシーツを敷いて遺体を納めます。

お腹や頭など傷みやすい箇所を中心に保冷剤などを当てて冷やし、棺は冷暗所に安置してください。

注意点
  • 遺体が濡れると傷みやすくなります。保冷剤は布で包み、こまめに取り換えてください。
  • 遺体の乾燥を防ぐため、棺に直射日光や冷房・暖房の風が当たらないようにしてください。
  • ドライアイスは素手で触ると凍傷を引き起こします。必ず軍手・手袋を着用してください。
  • ドライアイスで二酸化炭素中毒を起こさないよう、必ず部屋を換気してください。
  • ドライアイスを使用する場合、棺が破裂しないよう密封せず隙間を空けてください。

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ファンシーラットの葬送方法を決めよう!火葬?土葬?

ファンシーラットの葬送方法には火葬と土葬があります。

それぞれの特徴をご紹介しますので、葬送方法選びの参考にしてください。

火葬なら人と同じように葬送できる

火葬とは、遺体を火葬炉で焼いて遺骨にする葬送方法です。

火葬には、個別火葬(ペットちゃんだけを個別に火葬)と合同火葬(他のペットちゃんたちと一緒に火葬)があります。

個別火葬なら遺骨の拾骨や返骨ができ、その後の供養方法も自由に選べます。

イオンペット株式会社の調査によると、7割以上の飼い主様が火葬を選択しているという結果が出ています。

人と同じように愛するペットちゃんを弔えることに加え、住宅事情の変化などもあり、火葬を選ぶ方が増えたと考えられます。

メリット
  • 供養方法の選択肢が増える(ペット霊園への納骨・埋葬、自宅の庭やプランターへの埋葬、手元供養など)
  • 手元供養をする場合でも管理がしやすい
デメリット
  • 火葬の依頼先を探す手間がかかる
  • そのまま土葬するよりも費用がかかる
  • 合同火葬の場合は、拾骨・返骨ができない

土葬はペットちゃんの存在を身近に感じられる

土葬とは、遺体をそのまま土に埋める葬儀方法です。

ファンシーラットの体の大きさなら、庭などに埋める方法とプランターに埋める方法(プランター葬)が可能です。

自宅の庭など、いつでもお参りできる場所にお墓を作れるのでペットちゃんを身近に感じられます。

手軽にできるのが魅力ですが、遺体の腐敗臭や虫が発生することもあるため管理は欠かせません。

メリット
  • いつでもお墓参りができる
  • 費用がほとんどかからない
デメリット
  • 私有地以外に埋葬すると「不法投棄」とみなされ処罰される
  • 必要な品の準備や穴掘りなどの手間と労力がかかる
  • 虫が湧く、悪臭が発生するなどのリスクがある
  • 野生動物に掘り起こされる可能性がある
  • 庭に埋めた場合、気軽に引越しや土地の売却ができなくなる

※参考サイト

「ペットが亡くなった後、火葬する人は約76%!?」(イオンペット株式会社:2020年)

ペット火葬業者とペット霊園、自治体の火葬を徹底比較

ペットちゃんの火葬を依頼できるのはペット火葬業者、ペット霊園、自治体の3か所です。

人と同じように手厚く弔ってくれるのはペット火葬業者やペット霊園です。

対して、自治体は費用が抑えられるのが魅力といえます。

以下に比較表をご用意しましたので参考にしてください。

特に優れた点は黄色で塗ってあります。

依頼先に何を希望するかを考えながら見比べてみてください。

ペット火葬業者ペット霊園自治体
火葬方法が選べる
(合同・個別火葬)
×
(ほとんどが合同火葬。選べる場合も)
拾骨・返骨ができる×
(対応してくれる自治体もある)
時間の自由度
(深夜・早朝対応も可)

(24時間対応のところも)
×
(平日の限られた時間のみ)
遺体の送迎
(送迎可能なところもある)
×
(平日の限られた時間帯のみ)
自宅付近での火葬
(地域によっては不可)
×
(霊園の固定炉)
×
(霊園の固定炉)
埋葬・納骨×
(廃棄物として埋め立てられる)
オプション
(読経など)
×
費用相場
(小動物の場合)
・合同火葬:12,000~15,000円

・一任個別火葬:
17,000~20,000円

・立会個別火葬:
19,000~22,000円
・合同火葬:
7,000~15,000円

・一任個別火葬:
15,000~20,000円

・立会個別火葬:
20,000~30,000円
無料~数千円程度(自治体によって異なる)
火葬炉の性能によっては小動物の遺骨を残せないこともあるので、拾骨・返骨を希望するなら事前に業者へ確認しておきましょう。

優良なペット火葬業者の選び方と注意点をわかりやすく解説

優良なペット火葬業者を見極めるためには「適正価格」「企業情報・口コミ」「スタッフ対応」の3つを確認することが大切です。

これらを満たしていることに加えて、自分の理想通りの葬儀ができるサービス体勢を持つペット火葬業者を選びましょう。

・料金設定が適正

料金が相場に沿った適正価格であるかを確認しましょう。

企業努力による低価格化なら問題ありませんが、理由もなく極端に安い場合は、後から追加料金が発生する可能性があります。

安すぎる、または高すぎる価格の業者への依頼は見送った方が良いでしょう。

・ホームページに企業情報や口コミを掲載している

ホームページの作りがしっかりしていて、まめに更新されている業者は信頼性が高いと言えます。

所在地や連絡先などの会社概要、事例紹介、利用者の口コミなど、詳細な情報が記載されているかを確認しましょう。

逆に簡単な作りのホームページの場合、何かクレームがあったら消して逃げることを想定している悪徳業者の可能性があります。

・スタッフの対応が丁寧で説明が明確である

愛するペットちゃんの火葬を任せるのですから、飼い主様の気持ちに寄り添い、ペットちゃんを思いやってくれることは大前提です。

そのうえで、対応が早く丁寧で、こちらの質問にも明確に答えてくれる業者は信頼できます。

「できること・できないこと」を曖昧にせず、追加料金が発生するケースなども説明してくれるなら安心です。

ペット火葬業者を選ぶ際の注意点

相場を知るため、そして思い通りの葬儀が叶う業者を選ぶためにも、少なくとも3社以上での比較検討を推奨します。

・悪質なペット火葬業者の特徴

ペット火葬業者の中には、法外な高額請求や遺体の不法投棄などを行う悪質な業者も存在します。

大切なペットちゃんの葬儀で嫌な思いをしないためにも、以下のような業者は避けましょう。

  • 説明が二転三転する
  • スタッフによって言う事が異なる
  • 見積書や契約書を用意してくれない
  • 他社との相見積もりを嫌がる
  • 初期見積もりが相場よりも安い、もしくは高い
  • 契約を急がせる
  • ホームページの作りが雑で情報が少ない

ファンシーラットの死因に多いのは事故によるケガや病気

ファンシーラットに多い死因と、それを防ぐための対策を知っておきましょう。

ファンシーラットの事故

ファンシーラットは、他のペットのネズミ類と比べると体重が重いため、落下などの事故が大ケガにつながってしまうようです。

落下対策
  • ケージは高さよりも広さを重視し、落下事故を防ぐレイアウトにしてください。 万が一の時用に、床材には紙の猫砂やウッドペレット、新聞紙などを敷き、クッション性を高めておくのも良い方法です。

また、ファンシーラットはケージをかじって穴を開け、脱走することがあります。

脱走した先で扉に挟まれるなどの事故に遭ったり、食べてはいけない物を誤食・誤飲したりすることも考えられます。

脱走対策
  • 固い金属製のケージや水槽に金網の蓋をしたものを使用する、金属ネットをケージの周りに張る、などの対策をしましょう。 それでも穴を開けられることもあるので、予備のケージがあると安心です。

ファンシーラットの病気

ファンシーラットは、温厚な性格で社交性が高いうえに賢く、人にも懐きやすいです。

しかしその半面、臆病で警戒心も強く、ストレスを起因とした病気にかかりやすい傾向があります。

病気の対策
  • 病気による死亡を防ぐためには早期発見・早期治療はもちろん、毎日の健康チェックと定期的な健康診断の受診が大切です。
  • 飼い始める前に、ファンシーラットを診察できる小動物の専門医がいる動物病院が通える距離にあるか確認しておきましょう。

もし以下のような症状が見られた場合は、直ちに獣医師の診察を受けてください。

  • 元気がなく動かない
  • 急激な体重の減少
  • 皮膚に異常が見られる(肌荒れ、フケ、かさぶた、かゆみ、化膿、出血、脱毛など)
  • くしゃみ、咳
  • 鼻水
  • 開口呼吸、努力呼吸(体全体でする深呼吸)
  • 呼吸数の増加
  • 結膜炎、目ヤニ

まとめ

最期のお別れを理想的な形で行うことは、ペットちゃんへ感謝を伝える意味でも、飼い主様の心の整理のためにも非常に大切です。

筆者は過去に5匹の愛犬と1匹の愛猫を葬送してきましたが、最初の愛犬は納得できる形で送ることができず少し後悔しています。

今ほどペット火葬や葬儀が充実していなかったので仕方がないのですが、できることならもっと手厚く弔ってあげたかったです。

ペット火葬や葬儀は、後悔してもやり直すことはできません。

くれぐれも葬送方法や供養方法の選択、ペット火葬業者選びは慎重に行ってください。

このページのポイント
  • 安置すれば夏なら2日、冬なら3日ほどきれいな状態を保てる
  • 飼い主様の考えに応じて「火葬」「土葬」の中から供養方法を選ぶ
  • ファンシーラットを長生きさせるためには、安全な環境を整えることが大切

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