亀が亡くなったらきちんとお見送りを!感謝が伝わる供養方法4選

「手足を投げ出して裏返っている」など、大切に育てている亀の普段と違う様子を見たら、気が動転するのは当然です。

しかし、まずは落ち着いて本当に亡くなっているかどうか確認してみましょう。

この記事の監修者

高間 健太郎(獣医師)

高間 健太郎
(獣医師)

大阪府立大学農学部獣医学科を卒業後、動物病院に勤務。診察の際は「自分が飼っている動物ならどうするか」を基準に、飼い主と動物の気持ちに寄り添って判断するのがモットー。経験と知識に基づいた情報を発信し、ペットに関するお困り事の解消を目指します。

亀の死亡を確認する

亀が亡くなったらきちんとお見送りを!感謝が伝わる供養方法4選

爬虫類である亀は気温が下がれば冬眠するうえ、病気などで弱っていて手足を引っ込める元気もなくなっている場合も考えられるため、動かなくなったからといって死亡したとは断言できません。

まずは、本当に亡くなっているかどうかを見分けるために、頭や手足を優しく触って反応があるか調べてみましょう。

反応はあるが手足が脱力したまま、裏返ったままの場合は熱中症などで弱って動けなくなっている可能性も考えられるため、獣医さんに見てもらうなど臨機応変に判断する必要があります。

亀の安置方法

亀の死亡を確認した場合、まずは遺体が傷まないように外に出して、遺体を洗ってあげてください。

体をきれいにしたら、タオルを敷いたダンボールなどに遺体を納めて、腐敗を防ぐために保冷剤を体に当てて安置します。

ご相談・お見積もりペット火葬・葬儀の
ことならハピネスへ

大切で大好きな家族だからこそ、
真心を込めて。

亀が亡くなった際の供養方法

亀が亡くなった際の供養方法

死亡を確認して安置が完了したら、悲しいですがお別れの準備を整えてあげましょう。

きちんと供養を行う理由

動物の遺体は「一般廃棄物」として扱われます。

法律上はゴミと同じ扱いとなるため、川や公園など公共の場所に埋葬することは軽犯罪法第一条二十七号「公共の利益に反してみだりにごみ、鳥獣の死体その他の汚物又は廃物を棄てた者」に触れる行為です。

業者に依頼して火葬してからきちんと供養をしてあげることは悲しい気持ちに区切りを付けることでもあり、飼い主としての責任を果たすことでもあるのです。

*参考サイト
昭和二十三年法律第三十九号「軽犯罪法」

亀の供養・埋葬の方法としては、以下の4点が挙げられます。

プランター葬

土葬を行うスペースがない場合は、プランター内の土に埋めるプランター葬がおすすめ。

安価で行えるうえに引越しなどの事情があれば移動させることもできるため、マンションでも行える供養方法です。
プランターに花の種を植えてペットちゃんに思いを馳せて世話をすれば、気持ちを整理する助けになるかもしれません。

ただし、自然に分解するのは非常に時間がかかるため、臭いや虫が発生しないように対策が必須であり、亀の場合は腐敗を防ぐために火葬が終わってからプランター内に入れてあげるのがおすすめです。

自治体に引き取りを依頼

火葬を行う場合、自治体に依頼することもできます。
料金が安価で、回収時のルールがホームページに明記されているため、準備を行いやすいです。

しかし、基本的には他のペットちゃんとの合同火葬となるため遺骨が帰ってこない、亀は対象外として断られる可能性があるなど、きちんとお見送りをしてあげたい方には不向きな方法です。

土葬

庭の土に埋めてあげることで、大切な亀を身近に感じられる供養方法です。

ペットちゃんの遺体を守るために獣によって掘り起こされたり、雨で流れたりしないように深めに穴を掘る必要があることに加えて、穴の中に殺菌・防臭のために石灰を撒くなど、腐敗臭などで周囲の方々に迷惑を掛けないように配慮して行いましょう。

また、筆者は飼っていた亀が亡くなった際にこの方法で庭の花壇に埋葬してあげた経験がありますが、埋めた場所がわからなくなった経験があります。そうならないよう、埋め方はもちろん、目印がある場所など埋める場所にもこだわるのがおすすめです。

ただし、公園など公共の場所や空き地を含む他人の私有地に埋めることは不法投棄になりますので、土葬を行う場合は自宅の庭など所有している土地で行うようにしてください。

火葬業者に依頼

自治体・専門業者などに依頼して火葬してお骨の状態にしてあげると、プランター葬やペット霊園への納骨など、飼い主様が望む方法での供養が行いやすくなります。

また、大切なペットちゃんに最後のお別れを言って見送り、お骨上げを行えば気持ちの整理にもつながります。

亀は火葬できる?

亀は火葬できる?

「亀も火葬できるの?」と言った疑問を抱く方は多いのではないでしょうか?

結論から言うと、亀の火葬は可能です。亀の甲羅は殻ではなく、人間のあばら骨にあたる部分のため、健康状態にもよりますが、甲羅を含めて頭蓋骨から尻尾の骨までの遺骨がきちんと残るケースも多いです。

そのため亀を火葬してあげるのは供養のために非常に有効な方法です。

火葬には2種類ある

火葬には大まかに他のペットちゃんと一緒に火葬を行う「合同供養」と個別で火葬を行う「個別供養」の2種類あります。

合同供養の場合は予算を抑えられるが遺骨が帰ってこない、個別供養の場合は遺骨が帰ってくるが、亀などの小動物は対象外の可能性があるなどのメリット・デメリットがあるため、ご自身でどちらを活用するか判断する必要があります。

または、火葬業者のスタッフからアドバイスをもらうのもおすすめです。

亀に葬儀は必要?

亀に葬儀は必要?

葬儀はペットちゃんが安らかに眠れるように祈る場であると同時に、残されたご家族達がペットちゃんにきちんと別れを告げることで気持ちを整理する場でもあります。

これまでの思い出に感謝を込めて葬儀を行うことは亀とご家族の双方にとって嬉しいことでもあるのです。

亀の葬儀方法

自宅で葬儀を行う場合は写真やエサなどを飾る祭壇を用意してあげたり、49日には法要を行ってあげるなど、亡くなった後でもペットちゃんのことを大切に思い、行動してあげることはご自身の気持ちを整理するためにも役立ちます。

また、ペット火葬業者に火葬を依頼した場合は、棺やお花などお見送りに必要なグッズを用意してくれたり、業者にもよりますが、葬儀に必要な品物の準備に加えてペット霊園への埋葬を行うための手配なども一任できます。

葬儀は大切な家族を送り出すための大切な場です。ご自身が納得する方法で行うようにしましょう。

火葬から葬儀までまとめて業者に依頼

火葬から葬儀までまとめて業者に依頼

大切な家族を思って葬儀や供養をしてあげるのはご自身の気持ちを整理するためにも役立ちます。
日々の仕事や生活に追われて時間を確保できない場合は、専門のペット火葬業者にまとめて依頼するのがおすすめです。

業者に依頼するメリット

自治体で行う火葬は犬や猫のみが対象で亀は対象外の可能性があります。
そのような場合でも、専門のペット火葬業者に依頼すれば引き受けてもらえるケースも多いです。

業者が専門の焼却炉を所有している場合は品種にあわせて骨が残りやすいように工夫して火葬を行ってくれます。

動物葬儀ディレクターのような専門知識を体得したスタッフが相談に乗ってくれるなど、専門家に相談できることの安心感が業者に依頼する際の最大のメリットと言えます。

ペット火葬業者を選ぶ際のポイントについてはこちらの記事を参考にしてください。

まとめ

亀の死亡を確認した場合、これまで一緒に過ごしてくれた感謝を込めて供養を行ってあげましょう。

庭や敷地内での土葬やプランター葬、専門業者や自治体への火葬依頼など、亀を供養する方法の選択肢はいくつもありますので、葬儀や埋葬方法などを視野に入れてご自身が希望する方法を選んでください。

大切なペットちゃんを亡くした悲しみが募る場合には、ペット火葬業者に依頼して葬儀プランを相談するのもおすすめです。

この記事の執筆者

執筆者

ペット火葬
ハピネス 編集部 J・N

愛するペットちゃんとのお別れによって心に深い悲しみと不安を抱えた飼い主様を支えられるような、わかりやすく正確な記事作成を心掛けています。自分のこと以上に大切な家族を思いやることができる優しい心を持った飼い主様の力になれるように努めます。

ペット火葬ハピネス
公式SNS
SNS

Twitter instagram facebook YouTube

ペット火葬ハピネスは、Twitter・Instagram・Facebookなど各種SNSも配信中。 ペットちゃんを飼っている方に役立つ情報を日々発信しております。
また、ペット火葬ハピネス公式YouTubeアカウントでは、ペット火葬に関することや、ペットちゃんの飼い主様に役立つ情報を動画でわかりやすくご紹介しております。 ぜひご活用ください。

ペット火葬ハピネスは
全国対応
AREA

ペット火葬ハピネスは
最短10分で駆けつけます!

最愛のペットちゃんが亡くなってどうしたらいいかわからない。
ハピネスはそんな飼い主様に寄り添って最良のカタチでペットちゃんを
お見送りするお手伝いをいたします。
ペットちゃんが安らかに眠れるよう旅立ちの準備をいたしましょう。

※許認可の関係等で現在対応できない地域も一部ございます。

ご相談・お見積もりペット火葬・葬儀の
ことならハピネスへ

大切で大好きな家族だからこそ、
真心を込めて。