大切なペットちゃんが亡くなった際、人と同じように火葬をする飼い主様も増えています。初めてペットちゃんを見送る場合は「お花は必要なのか?」「服装はどうすればいいの?」など何を準備したらいいか分からないという方も多いと思います。そこで今回はペット火葬でのお花の選び方やその他の準備するものについて解説いたします。
この記事の監修者
高間 健太郎
(獣医師)
大阪府立大学農学部獣医学科を卒業後、動物病院に勤務。診察の際は「自分が飼っている動物ならどうするか」を基準に、飼い主と動物の気持ちに寄り添って判断するのがモットー。経験と知識に基づいた情報を発信し、ペットに関するお困り事の解消を目指します。
ペット火葬までにしておくこと
この章では、ペット火葬までの間に準備するものについてご紹介します。
依頼する業者によっては持ち込むことができないものもありますので、事前に確認するようにしましょう。
当日着る服
ペット火葬の際の服装はとくに決まりはありません。しかし、同じ施設内に人の葬儀場がある場合もあります。そのため、葬儀場や霊園でペット火葬を行う場合は、露出が少なく派手すぎない服を着ていくと安心でしょう。
ハンカチやタオル
ペットちゃんとのお別れは辛く、涙が溢れてしまうこともあります。ハンカチやタオルを持っていくようにしましょう。
数珠
ペット火葬は宗教にとらわれない場合がほとんですが、念のため数珠を持っておくと安心です。
カメラ
ペットちゃんの葬儀では、カメラに最後の姿を収められる方もいらっしゃいます。すぐに見ることは辛くても、時間が経つと「大切な思い出として残しておいてよかった」と思う日が来るかもしれません。
準備するもの
この章では、ペット火葬までの間に準備するものについてご紹介します。依頼する業者によって、持ち込むことができないものもありますので、確認するようにしましょう。
当日着る服
ペット火葬の際の服装はとくに決まりはありません。しかし、同じ施設内に人の葬儀場がある場合もあります。そのため、葬儀場や霊園でペット火葬を行う場合は、露出が少なく派手すぎない服を着ていくと安心でしょう。
ハンカチやタオル
ペットちゃんとのお別れは辛く、涙が溢れてしまうこともあります。ハンカチやタオルを持っていくようにしましょう。
数珠
ペット火葬は宗派にとらわれない場合がほとんですが、念のため数珠を持っておくと安心です。
カメラ
ペットちゃんの葬儀では、カメラに最後の姿を収められる方もいらっしゃいます。すぐに見ることは辛くても、時間が経てば「大切な思い出として残しておいてよかった」と思う日が来るかもしれません。
お供えができるもの・できないもの
ペット火葬業者によっては、火葬する際にお供えができる場合もございます。この章では、ペット火葬の際に供えることができるものとできないものについてご紹介します。火葬の際に一緒に火葬できるかどうかは業者によって異なりますので、入れたいものがある場合は事前に確認しておくといいでしょう。
お供えできるもの
お花
お花は「火葬業社で用意してくれている」「飼い主様が選んだお花をお供えできる」またはお花を供えることができない場合があります。用意する前に確認しておきましょう。
おやつ・ごはん
ペットちゃんが好きなおやつがあれば供えてあげましょう。袋から出してあげると、一緒に火葬できる場合もあります。
家族の写真
「ペットちゃんが寂しい思いをしないように…」と家族で写った写真を供える方も多いです。写真は数枚であれば、火葬時に一緒に入れることができます。
手紙
ペットちゃんへの思いをつづった手紙を入れることも可能です。ご家族でペットちゃんへ手紙を書いて、送り出してあげてはいかかでしょうか。
供えられないもの
服
生前ペットちゃんに服を着させていた場合、「旅立つときも服を着せてあげたい」と思われる方も多いと思います。しかし、服は素材によっては一緒に火葬することができないこともあるため、禁止されているケースも多くあります。
おもちゃ
ペット用のおもちゃはプラスチックを使ったものが多く、火葬時に一緒に入れることができない場合がほとんどです。
首輪
ペットちゃんが使っていた首輪やリードも一緒に入れてあげたいと思われる方も多いと思います。しかし、首輪も禁止されていることがほとんどです。
タオルケット
ペットちゃんが安心して旅立てるように、いつも寝ていたタオルケットや毛布を入れてあげたいという方も多いですが、一緒に火葬することができない場合がほとんどです。
お花の選び方
ペット火葬の際はお花を供えることができる場合が多いですが、「どのようなお花を選べばいいかわからない」という方も多いのではないでしょうか。この章ではペット火葬の際のお花の選び方についてご紹介します。
お花の種類について
人の葬儀は菊やユリ・カーネーションなどの生花が一般的ですが、ペット火葬の場合はお花の種類に特に決まりはありません。そのため、飼い主様の好きなお花やペットちゃんのイメージに合うお花を供えることができます。
しかし、トゲがあるお花や自生しているお花は避けたほうがいいでしょう。
お花の色について
お花の色についても人の場合は、白や薄いピンクなどの色が一般的ですが、ペットちゃんの場合は決まりがありません。
しかし、色の濃い花は遺骨に色移りする場合もありますので、避けるほうがいいでしょう。
お花の量について
「たくさんのお花で棺を豪華に飾りたい」という気持ちもあると思いますが、多すぎると遺骨に悪影響が出てしまうこともあります。ペットの大きさと棺の大きさにあわせて、およそ2束分を目安にしておくといいでしょう。
おすすめの花について
花の種類が多くどのお花を選んだらいいかわからないという人のために、おすすめのお花をご紹介します。
ガーベラ
ガーベラ全体や白色の花言葉は「希望」です。また、色別でみるとピンクは「思いやり」黄色は「究極の愛」となります。「思いやり」や「愛」を持って、ペットちゃんを送り出してあげるのにぴったりですね。
チューリップ
チューリップ全体の花言葉は「思いやり」です。また、ピンク色は「誠実な愛」となります。
見た目も可愛いだけではなく、花言葉もペットちゃんを送り出すのに最適です。
スイートピー
スイートピーの全体の花言葉は「門出」と「優しい思い出」。愛するペットちゃんのお見送りにぴったりな花言葉ですね。
マーガレット
マーガレット全体の花言葉は「信頼」や「優しい思い出」、さらに「私を忘れないでね」という意味も含まれます。また、ピンク色は「真実の愛」という意味があります。見た目が可愛く、手に入りやすいことから人気のあるお花です。
カスミソウ
カスミソウ全体の花言葉は「感謝」「無垢の愛」という意味があります。また、白色は「無邪気」、ピンクは「切なる願い」という意味も含みます。そのため、いつも癒しをくれていたペットちゃんへの感謝や「安心して旅立てるように…」という願いを込めて供える方もいらっしゃいます。
気持ちも準備しよう
ペットちゃんを送り出す際はお供えの準備も大切ですが、何より気持ちが大切です。
この章ではペットちゃんを送り出す際の気持ちの準備についてご紹介します。
家族でゆっくり偲ぶ
可能であれば火葬するまでに、ペットちゃんの遺体を前に家族で偲ぶ時間を作るようにしましょう。人の場合は通夜をすることが一般的ですが、ペットちゃんのためにそのような時間を取ってあげるのもいいでしょう。
納得のいく葬儀を
「もっとこうしておけばよかった…」という後悔から、ペットロスが長く続いてしまうこともあります。可能であれば、いくつかペット火葬業者に相談して、納得する業者を選ぶようにしましょう。
まとめ
今回はペット火葬の際に準備するものや、お供えのお花についてご紹介しました。お供えものは必ず用意しないといけないというものではなく、飼い主様が納得する形で送り出してあげることが何より大切です。
また、依頼する業者によって対応が異なりますので、事前に確認しておくようにしましょう。